過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
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600: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:24:07.74 ID:g4JR2A+e0
「お! 帰ってきたきた! 待っててね、今開けるから」

……何で桐乃の声が中からするんですかね。

俺はもう考えるのも面倒になり、素直にドアを一旦戻す。
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601: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:24:35.06 ID:g4JR2A+e0
はは、すっげえ嬉しそうな顔だ。

京介「おう。 しっかりゲットしたぜ」

そういって、桐乃にそれを見せる。
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602: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:25:01.49 ID:g4JR2A+e0
京介「一応言っとくけど、それは沙織がくれた物だからな。 後でお礼言っとけよ?」

桐乃「うん。 分かってるって」

桐乃は俺の方を見ず、そりゃあもう嬉しそうにステッキを眺めている。
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603: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:25:29.35 ID:g4JR2A+e0
そんな事を思いながら、居間まで歩き、座り込む。

桐乃「なーにしてんの。 お風呂作っといたから、入っちゃいなよ」

京介「……なんだ、気が効くじゃねえか」
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604: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:26:17.98 ID:g4JR2A+e0
んで、風呂にゆっくりと浸かり、再び居間。

京介「ふう。 あ、つうかさ、桐乃」

桐乃「んー?」
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605: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:26:48.08 ID:g4JR2A+e0
桐乃「ダメ?」

京介「……別に良いけど」

桐乃「ひひ。 なら良いじゃん?」
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606: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:27:19.71 ID:g4JR2A+e0
俺はそれを見て、ある事を思い出した。 そうか、これが沙織の言っていたやつなのかもしれない。

テーブルの上に置いてあった携帯を取り、桐乃に向けて。

カシャリ。
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607: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:27:45.25 ID:g4JR2A+e0
桐乃「あんた……写真撮るならせめてひと言断ってからにしてくれない!?」

京介「はは。 沙織曰く、自然な表情が一番良いらしいぜ?」

そう言いながら、俺は今撮ったばかりの写真を表示させる。
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608: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:28:11.29 ID:g4JR2A+e0
京介「わーったよ。 じゃあもう一枚撮るから、ポーズ決めてみろよ」

俺がそう言うと、桐乃はすぐさまステッキを構え、ポーズを決める。

さすがはモデル様。 ステッキだけ見たらどう見ても子供向けの物なんだが、妙に似合ってやがる。
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609: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:28:56.37 ID:g4JR2A+e0
そう言い、俺はもう一枚写真を撮った。

桐乃「ちゃんと撮った? 見せて見せて」

桐乃は俺の方に駆け寄ってきて、横から携帯を覗き込む。
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