過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
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605: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:26:48.08 ID:g4JR2A+e0
桐乃「ダメ?」
京介「……別に良いけど」
桐乃「ひひ。 なら良いじゃん?」
606: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:27:19.71 ID:g4JR2A+e0
俺はそれを見て、ある事を思い出した。 そうか、これが沙織の言っていたやつなのかもしれない。
テーブルの上に置いてあった携帯を取り、桐乃に向けて。
カシャリ。
607: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:27:45.25 ID:g4JR2A+e0
桐乃「あんた……写真撮るならせめてひと言断ってからにしてくれない!?」
京介「はは。 沙織曰く、自然な表情が一番良いらしいぜ?」
そう言いながら、俺は今撮ったばかりの写真を表示させる。
608: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:28:11.29 ID:g4JR2A+e0
京介「わーったよ。 じゃあもう一枚撮るから、ポーズ決めてみろよ」
俺がそう言うと、桐乃はすぐさまステッキを構え、ポーズを決める。
さすがはモデル様。 ステッキだけ見たらどう見ても子供向けの物なんだが、妙に似合ってやがる。
609: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:28:56.37 ID:g4JR2A+e0
そう言い、俺はもう一枚写真を撮った。
桐乃「ちゃんと撮った? 見せて見せて」
桐乃は俺の方に駆け寄ってきて、横から携帯を覗き込む。
610: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:29:25.53 ID:g4JR2A+e0
桐乃「ねね、折角だし一緒に一枚撮ろうよ」
京介「俺とお前で?」
桐乃「他に誰もいないっしょ。 それともこのアパートって幽霊でもいんの?」
611: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:29:52.11 ID:g4JR2A+e0
京介「分かった分かった! お前のスマホで撮んの?」
桐乃「うん。 タイマーにしてセットするから、そこ居てね」
へいへい。 ぶっちゃけるとすぐにでも寝たかったけど、まあ明日ゆっくりと休めばいいか。
612: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:30:17.76 ID:g4JR2A+e0
……お前、くっつきすぎじゃね?
そんな俺の考えも無視され、ピッピッピッという音と共にカウントが始まった。
京介「……三十秒って長いな」
613: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:30:45.81 ID:g4JR2A+e0
京介「良かったよ、それ。 必死に取ってきた甲斐があったってもんだ」
俺は桐乃が手に持っているステッキを指して、言う。
桐乃「……ちょー欲しかったしね。 あんたにも貸してあげる」
614: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:31:40.10 ID:g4JR2A+e0
京介「そろそろじゃね?」
桐乃「うん。 あと十五秒かな」
ふうん。 音で分かるってすげえな。
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