過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
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611: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:29:52.11 ID:g4JR2A+e0
京介「分かった分かった! お前のスマホで撮んの?」
桐乃「うん。 タイマーにしてセットするから、そこ居てね」
へいへい。 ぶっちゃけるとすぐにでも寝たかったけど、まあ明日ゆっくりと休めばいいか。
612: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:30:17.76 ID:g4JR2A+e0
……お前、くっつきすぎじゃね?
そんな俺の考えも無視され、ピッピッピッという音と共にカウントが始まった。
京介「……三十秒って長いな」
613: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:30:45.81 ID:g4JR2A+e0
京介「良かったよ、それ。 必死に取ってきた甲斐があったってもんだ」
俺は桐乃が手に持っているステッキを指して、言う。
桐乃「……ちょー欲しかったしね。 あんたにも貸してあげる」
614: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:31:40.10 ID:g4JR2A+e0
京介「そろそろじゃね?」
桐乃「うん。 あと十五秒かな」
ふうん。 音で分かるってすげえな。
615: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:32:08.49 ID:g4JR2A+e0
桐乃「うん。 ちょー大事なこと思い出した。 思い出したっていうより、言う気になった」
京介「……それって今かよ。 もうカウント終わっちまうぞ」
そんな俺の言葉を無視し、桐乃は正面を向く俺の方を向き、口を開く。
616: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:32:35.66 ID:g4JR2A+e0
俺が驚き、桐乃の方を向くと。
桐乃の顔は、すぐ目の前にあって。
桐乃はそのまま、俺にキスをしてきた。
617: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:33:09.47 ID:g4JR2A+e0
桐乃はニヤニヤとしながらスマホを取り、今撮ったばかりの写真を俺に見せてくる。
桐乃「どうかな。 これなら、せなちんにも勝てるっしょ?」
桐乃「どーする? 見せびらかす?」
618: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:33:55.82 ID:g4JR2A+e0
桐乃「……これで今回のことでお礼を言うのは最後。 しっかり聞いときなさいよ」
桐乃「ありがとう、京介」
桐乃がどんな顔を俺に向けていたのかなんてのは、それこそ説明する必要なんて無いだろう。
619: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:34:30.35 ID:g4JR2A+e0
以上で第十一話終わりです。
以下おまけ。
620: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:34:59.98 ID:g4JR2A+e0
あの馬鹿。 本当に東京まで行くなんて……
ほんっとシスコンすぎだっつーの。
……でも、何だろうな。 すごく、優しい気持ちになってくる。
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