過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
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769: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 12:58:14.51 ID:YiJo2eQO0
黒猫「できたわ! ふふ、正直な所、かなりの完成度よ」
8月の上旬、夏コミまで後少しの所で黒猫から集合が掛かり、今は俺が借りているアパートへと集まっている。
なんか、この場所って都合良く集まりの場所にされている傾向があるんだよな……最近。
770: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:00:36.53 ID:YiJo2eQO0
桐乃「へえ。 見せて見せて」
沙織「楽しみですな。 拙者の長年の感覚からいって、一番の出来だと思うでござるよ!」
京介「表紙は結構良い感じだな。 これは黒猫が描いたんだよな?」
771: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:01:43.69 ID:YiJo2eQO0
桐乃「へえ、中も良い感じじゃん!」
パラパラと出来た同人誌を捲りながら、桐乃は言う。
黒猫「そ……そうかしら?」
772: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:02:40.17 ID:YiJo2eQO0
桐乃「大丈夫っしょ。 あたしが約束したげる」
桐乃は、自信満々にそう言う。
なんだかんだ言いつつも、こいつもしっかりと黒猫のこと、想っているんだな。
773: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:03:06.86 ID:YiJo2eQO0
桐乃「どうせ四十冊くらい売れ残るだろうし、そうしたらあいつに買わせればいいっしょ?」
なんで俺を指差してるんですか? 買わねえぞ? 確かに買ってやりたい気分にはなるだろうが、一人暮らしの大学生にそこまで求めないで頂きたい。
京介「それを言うなら、金持ってるお前が買えばいいじゃん」
774: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:03:38.24 ID:YiJo2eQO0
んで、そんな風に俺と桐乃が言い合いをしていたら、その間に黒猫が割って入る。
黒猫「大人しく聞いていれば……あなたたち、喧嘩を売っているのかしら?」
京介「な、なんで?」
775: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:04:09.95 ID:YiJo2eQO0
桐乃「だってそれも仕方ないんじゃな〜い? 漫画はまあ、面白いケドさぁ」
桐乃「小説なにこれ! 折角あたしが教えてあげたのに、全然改善されてないじゃん!」
そうか? 最初のよりは大分表現やら言い回しが砕けていて、読みやすくなっていると思うが。
776: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:04:41.89 ID:YiJo2eQO0
黒猫「ふ。 あなたの様な下界に住まう者には変化が分からないのでしょうね……可哀想に」
桐乃「いや。 どう考えてもその厨二病の方が可哀想だし。 てゆうか、あんたって高二でしょ? そろそろ恥ずかしくないの?」
黒猫「な……厨二病……ですって……? ふ、ふふふ。 あなたにはそう見えるかもしれないわね。 人間風情が精々吠えていれば良いわ」
777: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:05:15.24 ID:YiJo2eQO0
その流れが分かっていたのか、始めから予想していたのかは分からないが、沙織がタイミングを見計らったかの様に口を開く。
沙織「ははは。 まぁまぁ、喧嘩はやめましょうぞ。 拙者からお話もあります故に」
京介「話? 沙織からか?」
778: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:05:41.71 ID:YiJo2eQO0
黒猫「ふ。 仕方ないわね。 上界に住まうわたしが、特別に耳を傾けてあげるわ」
……お前もかい。
沙織「はは。 では、失礼して」
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