過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
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804: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:23:33.84 ID:YiJo2eQO0
桐乃「ね? いいっしょ?」
猫耳を付けた桐乃が、俺の顔を覗き込み、可愛らしく首を傾げながら言う。
……あれだ、こいつ絶対あれだ。
805: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:24:09.80 ID:YiJo2eQO0
京介「じゃ……じゃあ。 一回だけ、なら」
ほらな? こんなこと言っちまうし。 どうかしてるぜ、俺。
桐乃「よ、よし」
806: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:24:38.66 ID:YiJo2eQO0
……エロ! エロいぞこいつ!
や、やべえ。 なんてことだ。
猫耳を付けたメイド姿の超美少女がおかゆをフーフーしている、だと? もしかして、俺って超幸せ者なんじゃね?
807: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:25:35.15 ID:YiJo2eQO0
桐乃「……あーん」
京介「あ、あーん」
桐乃「んっ……どう?」
808: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:26:04.62 ID:YiJo2eQO0
京介「いや、なんつうか……可愛かった」
桐乃「ばっ! そっちじゃないし! おかゆの方をゆってんの!」
そ、そっちか。 なんか、この前は逆パターンで怒られた気がするな……難しいぞちくしょう。
809: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:26:31.99 ID:YiJo2eQO0
桐乃「ま、マジ? お世辞とか、そういうのいらないケド」
京介「お世辞じゃねーよ。 マジで美味いって」
桐乃「ほんと? へへ、やった!」
810: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:27:02.08 ID:YiJo2eQO0
そんな風に言う桐乃を見て、俺は先程からずっと気になっていることを聞いてみた。
京介「……つか、気を悪くしたら悪いけどさ」
京介「お前、どうして今日はそんな優しいわけ?」
811: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:28:20.12 ID:YiJo2eQO0
桐乃「あんたさ、病人には優しくしろって教わらなかったの? 今のあんた、すごく辛そうだし」
桐乃「それに……その、いつも……色々手伝ってもらってるし? お礼とゆーか……そんなカンジ」
桐乃「だ、だからとゆってキスはしないかんね!?」
812: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:29:35.38 ID:YiJo2eQO0
全く、くだらない事を考えていた俺が嫌になっちまうよな。
桐乃は単純に俺を心配してくれて、気遣ってくれて、それだけだったっていうのにさ。
風邪を引いた兄の看病をしてくれる妹。 そこにあるのはそれだけのことだ。
813: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/27(木) 13:30:02.44 ID:YiJo2eQO0
兄妹として、冷めていた期間があったからか?
この二年間程で、仲良くなれたからか?
それもあるかもしれない。 だけど。
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