過去ログ - フロイライン「不思議で優しい神父様」フィアンマ「……」
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403: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/28(金) 22:07:39.79 ID:5hYjd0EP0

そして、それから。
六年程が過ぎ。
学園都市は今日も変わらず時を進めていた。
数年前よりは格段に闇の減った街の中。
フロイラインは少しだけ成長した様子で、歩いていた。

「おねーちゃーん」

呼ばれる。
振り向くと、そこには制服姿の少女の姿。
今年高校生になったフレメアの姿だった。
明るい色合いのセーラー服、その白い生地が太陽光を軽く反射している。

「アイス食べよう!」

誘われるまま、フロイラインは笑みを浮かべてついていく。
"ともだち"との関係は、今でも続いていた。

「それでね、にゃあにゃあ! あっ」

また昔の口癖が出てしまった、と彼女は苦く笑う。
フロイラインはのんびりとした笑みを返し、甘いアイスを口にする。
白いバニラアイスに刻まれて入った赤く甘酸っぱい果実を見ると、彼のことを思い出す。



「じゃあまた!」

手を振って、彼女は駆けていく。
フロイラインも手を振りかえし。
それから、カブトムシの形をしたぬいぐるみを抱き、てくてくと歩き出す。
今日のお昼寝プレイスはどこにしようか、などと考えながら。


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