過去ログ - 男「この異能戦争を勝ち抜いて、願いを叶えてみせる」
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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/20(木) 20:31:04.40 ID:YlHkBZRc0
生徒会長を食い殺したのは、全長10メートルはあるだろうか。巨大な蛇のような化物だった。まるでクレパスで雑に塗りつぶしたかのようなムラのある黒の鱗で体がおおわれていて、顔には眼はない。が、こちらを見ている気がする。

そいつはこっちを向いたまま動かない。……敵対の意思はないのか? つーかこれはなんなんだ? また能力者なのか? 生徒会長はどうすんだ?

……と、開け放たれたままのドアから、また一人誰かが屋上に入ってきた。


42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/25(火) 20:27:43.37 ID:3ArhLXEx0
ドアから入ってきた彼女は、蛇のような化物と突っ伏している生徒会長を交互に見て、

女「私の男君に手を出すから……」

ボソッと呟いた。
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/26(水) 20:31:14.14 ID:6b5l6vOc0

 契約の始まりと初戦の終わり

男「誰だ? って君は……」

以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/26(水) 20:35:10.54 ID:6b5l6vOc0
でもそれにしては生徒会長は殺しているし。

もしかして、助けてくれた……のか?

と、俺の考えを読んだかのように女さんの声が響く。
以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/26(水) 20:35:49.75 ID:6b5l6vOc0
女「いいえ、それは大丈夫。だって私の願いは……」




以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/26(水) 20:59:15.16 ID:6b5l6vOc0
女「君と結ばれたい」

二回言ったぞ。

男「うん、それは解らないけど判った。でもこの状態を何とかしよう」
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/26(水) 21:03:50.75 ID:6b5l6vOc0
女「私の『悲哀機能(アライブマシーン)』は人を殺せないの」

女「契約に基づき、私が敵と見なしたものを全て食い契る」

女「男君、君のためにね」
以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/26(水) 22:34:50.27 ID:6b5l6vOc0
まあとにかく、死んでいないと言うのなら早く助けてあげてほしい。

女「何故? 私はこのままでいいと思うのだけど」

……いやいや。どう考えてもこれをこのまま放置はマズいだろ。
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 13:26:27.23 ID:JU4tY1Km0
面白いお


50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 17:32:32.74 ID:GCcLzD9O0
女「えっと、敵を倒したから宝石を奪えば……」

そう言いながら、生徒会長がはめていた指輪を外す女さん。
あ、そうだ。能力を使ったから穢れを確認しなくては。……包帯をほどいて見てみると、俺の宝石はちょっとしか穢れが溜まっていなかった。たぶん10%位。

以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/30(日) 17:39:42.04 ID:GCcLzD9O0
そのあと俺と女さんは、手に入れた宝石を生徒会長の足元に転がっていたトンカチで割って(トンカチの柄のところにきちんと「生徒会長」と名前が書いてあって少し和んだ)、二人分の穢れを取った。女さんはあんなでかい化物を召喚し使役しているのだから、それはもう沢山溜まっているのかと思いきや、穢れは全然溜まっていなかった。
そして生徒会長の顔を首にくっつけて、生き返らせた(死んでないけど)。生徒会長は目を覚ましたあとすぐに事態を把握したようで、願いが叶えられず残念そうな顔をしながらも「君たちの武運を願うよ」と言ってくれた。良い人だ。

そして……、

以下略



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