過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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139: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/23(日) 17:24:01.49 ID:6gFsqafU0

 「やぁ、悪いね、遅くなっちゃったよ」

カレンが大きな包みを抱えてホールに入ってくる。

その後ろから、ソフィアの乗った車イスを押したデリクと、シェリーが現れた。

「いや、全然。今日はわざわざありがとうな」

アタシが礼を言うと、カレンは笑って、

「あんたのためじゃないよ。私たちの天使のために、だ」

なんて言う。

 ロビンをそう言ってくれるのはうれしいけど、天使、なんて、あんたの口から聞くとなんか変な感じがするよ、とは言わない。

言ったらケンカになっちまう。

 「ソフィア〜大丈夫なの?」

レナが車イスのソフィアにそう話しかけている。まぁ、身重だし、義足で歩き回ることを考えたらあの方が全然安全だろう。

顔色もよさそうだけど、子どもを身ごもる大変さを身を持って知っているのはレナの方だし、

いろいろと気にかけずにはいられないんだろう。

「ええ、大丈夫です。転ぶと危ないからデリクがどうしてもって、言うんで」

ソフィアはバツが悪そうに車イスに乗っている理由を説明してからデリクを見上げる。

デリクも少し顔を赤らめながら照れ笑いを浮かべていた。

 それにしても。まったく、アタシもレナも、それからロビンも。本当に、良い友達に恵まれたよな。幸せなことだ。

「ま、座ってくれよ!今飲み物だすからさ!何が良い?ビールか?ワインとバーボンも、一応、用意してある。

 あ、ソフィアはロビン用のジュースで良いかな?」

アタシはそんなことを言いながらみんなに席を勧めた。

ロビンの誕生会、なんてこともあるのだけど、実はアタシも久しぶりにこうして集まってくれるのが嬉しくて楽しみにしてたんだ!

レナも、歌なんか歌ってるくらいにご機嫌みたいだし。今日は、いっぱい飲んで楽しむんだ!


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