過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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140: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/23(日) 17:28:33.30 ID:6gFsqafU0



「だから!ハロルドさん!その話はやめてくれって!」
「いやいや、アヤの武勇伝を語るのに、この話は外せないだろう?」
「いよっ!40人抜きの連邦の鬼神!」
「レナ!やめろってほんと!」

酒が進むと、どうしてこうも楽しくなっちゃうんだろうな。でも、さすがにこのネタだけは、本当に勘弁してほしい。

レナまで悪乗りしてきて…もう、恥ずかしいったらない!

 「あーロビンちゃん、気に入ってくれた?」

「うん!シイちゃん、ありがとう!」

ロビンはシイナさんにもらったドールハウスをホールのテーブルに広げて、そこで「レベッカ」をあそばせながら悦に入っている。

 カレンもデリクも、わざわざロビンのためにプレゼントを用意してくれた。本当に、うれしいな、こういうのって。

「じゃあ、じゃあ、ハロルドさん、あの話もしてくださいよ!」
「え、なんだよ、レナさん。他になんかあったっけ?」
「まだあるんですか?」
「ほら!あの、格納庫に忍び込んでモビルスーツ動かそうとした話!」
「あー!あれな!あれも事後処理大変で、大目玉だったんだよ!」
「ちょ!その話もやめてくれって!」

「え?うえぇぇ?」

 そんなバカ話をしていたら、不意にPDAを覗き込んでいたデリクがへんな声を上げた。

「な、なんだよ、デリク。どうしたんだよ?」

カレンがびっくりした顔してデリクに聞く。いや、アタシもびっくりしたよ。なんなんだ、デリク?

「ちょ、テレビ!テレビつけて!」

デリクは誰に言ってんのかと思ったけど、なんのことはない、自分でホールのテレビに飛びつくとその電源を入れた。



<話の前に、もう1つ知っておいてもらいたいことがあります。

 私はかつて、シャア・アズナブルという名で呼ばれたこともある男だ!

 私はこの場を借りて、ジオンの遺志を継ぐ者として語りたい。

 勿論、ジオン公国のシャアとしてではなく、ジオン・ダイクンの子としてである!>


テレビが、唐突にそう音声を上げる。

 なんだ、この放送?なんだこれ?これは…連邦議会か?ダカールからの中継…?またテロか何かか?誰なんだ、この男…?

「あ、赤い彗星…?」

「今、こいつ、ジオン・ダイクンの子っていったかい?赤い彗星のシャアが?」

「そんな…いったい、どういうこと?」

レナとシイナさんとソフィアが一斉に反応する。

 赤い彗星、って言ったか?その名は、確か、1年戦争でウソみたいな戦果を残したっていう、あの、凄腕のパイロット?


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