過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
1- 20
143: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/23(日) 17:31:42.83 ID:6gFsqafU0

 人影が見えた。4人…?いや、6人だ。あれは…拳銃を持ってる!ティターンズか?まさか、レナ達を追って?

今まではなんの干渉もしてこなかったのに…あの放送の影響でなにか変化が起こったのか?

 くそ!落ち着け。とりあえず、出入り口はこことドアしかないんだ。

侵入してきた最初のやつから拳銃を取り上げて、銃声で混乱させよう。その隙に反撃に転じれば勝機は十分にある。

 人影は窓の方に近づいてくる。徐々に、その姿がはっきりと見えてきた。

 あれは…子どもか?

その中の一人が、窓に取り付いた。中の様子をうかがって、コンコンと防弾ガラスをノックしてくる。

擦り傷だらけの顔に、ずいぶん汚れている。

「レナママぁ」

「しっ!ロビン、今は静かにして!」

「でも。お姉ちゃん達、入れてあげようよ」

「お姉ちゃん?」

レナとロビンの会話が聞こえる。

 別の人影が近づいて来た。確かに、女だ。ロビンの言った通り、若い女性…手に拳銃を握っている。

彼女は、窓をゆっくりと調べて、ついに、アタシのすぐそば、鍵のかかっていないサッシに手をかけてカラカラと開けた。

ズイ、と銃口が一番最初に侵入してくる。

 素人だ。

 アタシは瞬間的にそう判断して、死角からその拳銃に手を伸ばして握りしめ、

弾倉を排出させながら、もう一方の手で拳銃を握っていた手首を引っ掴んでひねり上げた。

拳銃は手放され、アタシの手の中に納まる。

 そのまま、思い切りその手首を引っ張って引き寄せ、残り1発が機関部に装てんされているだろう拳銃を喉元に突きつけた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
837Res/1090.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice