過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/06/23(日) 17:31:42.83 ID:6gFsqafU0
人影が見えた。4人…?いや、6人だ。あれは…拳銃を持ってる!ティターンズか?まさか、レナ達を追って?
今まではなんの干渉もしてこなかったのに…あの放送の影響でなにか変化が起こったのか?
くそ!落ち着け。とりあえず、出入り口はこことドアしかないんだ。
侵入してきた最初のやつから拳銃を取り上げて、銃声で混乱させよう。その隙に反撃に転じれば勝機は十分にある。
人影は窓の方に近づいてくる。徐々に、その姿がはっきりと見えてきた。
あれは…子どもか?
その中の一人が、窓に取り付いた。中の様子をうかがって、コンコンと防弾ガラスをノックしてくる。
擦り傷だらけの顔に、ずいぶん汚れている。
「レナママぁ」
「しっ!ロビン、今は静かにして!」
「でも。お姉ちゃん達、入れてあげようよ」
「お姉ちゃん?」
レナとロビンの会話が聞こえる。
別の人影が近づいて来た。確かに、女だ。ロビンの言った通り、若い女性…手に拳銃を握っている。
彼女は、窓をゆっくりと調べて、ついに、アタシのすぐそば、鍵のかかっていないサッシに手をかけてカラカラと開けた。
ズイ、と銃口が一番最初に侵入してくる。
素人だ。
アタシは瞬間的にそう判断して、死角からその拳銃に手を伸ばして握りしめ、
弾倉を排出させながら、もう一方の手で拳銃を握っていた手首を引っ掴んでひねり上げた。
拳銃は手放され、アタシの手の中に納まる。
そのまま、思い切りその手首を引っ張って引き寄せ、残り1発が機関部に装てんされているだろう拳銃を喉元に突きつけた。
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