過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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161:アウドムラ ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/25(火) 00:36:30.30 ID:0prmuyuu0

「ア、アヤ!シ、シローに電話!」

「う、うん!」

アタシはPDAを取り出して、シローのナンバーにコールする。だけど、どれだけ鳴らしてもシローは電話口に出てこない。

くそ!どうなってんだ!?

「ダメだ、シローでないよ!」

「まさか、もうティターンズに?」

「落ち着きなよ。身を隠しているのかもしれない。今は、とにかく情報収集と、策を練らないと」

シイナさんがそう言ってアタシ達をいさめてくれる。そうだ、なによりもまず、情報を集めなきゃ。

アイナさん、頼む、まだ生きててくれよ…!

「と、とにかく、あんた達は、そこから逃げてきて、それで、カラバに言われてここまできたんだな?」

「はい」

…ってことは、カラバには、ここを知っている人間がいるってことだ。誰だ?今までに相手をしたお客の誰かか?

「アムロ・レイ、と言う人を、ご存知ですか?」

不意に、ハンナが言った。アムロ?そう言えば、何年か前に来たな…あの、ニュータイプっぽい気配をビンビンにさせてた…

「し、知ってる。ここへ来たことも、ある」

「その人、今はカラバに所属しているらしいのですが、そのアムロって人に会わなきゃ、って、

 その…“声”が、聞こえたみたいで…」

ハンナはまた、言いにくそうにそう口にして、子ども達を見た。

 “声”?それって、要するに、「あの感覚」のことを言ってるんだな?

アムロってのが、子ども達をここへ連れて来たのか?アタシらに、「なんとかしてくれ」ってことなのか?

 アタシは、グッと拳を握った。アイナさんのことと、子ども達のこと…でも、うちだって今は、ロビンがいる。

そう簡単に動くのは、ちょっと抵抗がある…でも、でも。

アイナさんは助けてやらないと…それに、こいつらだって…このままほっておくわけには…


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