過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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163:アウドムラ ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/25(火) 00:37:27.60 ID:0prmuyuu0

「どうしてそれを?」

レナがアタシの代わりに聞いてくれる。

すると、レオナはグッと押し黙ってから顔を上げて

「そのPDAをお借りできますか?」

とアタシの握っていたPDAを指して言った。

「あ、あぁ、良いけど…」

アタシがPDAを手渡すと、レオナは首につけていたチョーカーのヘッドに手を当てた。

パキッと言う、乾いた音がして、そのヘッドが割れる。それは、記憶媒体の様だった。

 レオナはPDAに端子にそれを差し込むと、画面を操作してから

「これを、見てください」

とアタシの方に見せてきた。

 そこに写っていたのは、ロビンと同じくらいの女の子の写真だった。

 ロビンと同じ茶色っぽい髪に、ロビンの、レナから受け継いだんだろう少しグレー掛かった瞳に、見慣れた鼻筋と、唇…

目元は…アタシにそっくりだ。

 まるで、ロビンだ…でも、でも待ってくれよ。これはロビンじゃない。

似ているけど、でも、ロビンの輪郭は、アタシ似だ。

でも、この子の輪郭は…その、レナのに、似ている…。

 レナも、アタシの横からPDAを覗き込んで、絶句した。

「おい、こ、これ…この子…」

呆然とするアタシの膝に、ロビンもよじ登ってきた。彼女は、PDAを見るや否や、叫んだ。

「レベッカだ!」



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