過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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206: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/28(金) 19:59:43.70 ID:OJWBqZ2T0

「コーディネーターって?」

キキのさっきの言葉に、ハンナが反応した。そう言えば。コーディネーターってなんだ?

いったいなにをコーディネートするんだよ?

「あぁ、戦闘諜報コーディネーター。まぁ、傭兵と言うか、金で雇う指揮官、みたいな感じかな」

 へぇ、前線に出ないで後方で支援する傭兵ってとこか。そんな商売もあるんだな。

 飛行機の中に乗り込む。中は、割ときれいにレストアされていた。

もしかしたら、どこかのコレクターが保管してたものかもしれないな、この感じは。

ホントに、博物館においてあるみたいにピカピカに整えられている。

これなら、エンジンの方も元気に回ってくれるってのもうなずける。

 「おっさん、頼む、出してくれ」

キキがパイロットに向かって怒鳴った。

「おっさんと呼ぶなと何度言ったらわかるんだ小娘。お前だけ上からパラシュートなしで突き落とすぞ?」

「ふざけんな、おっさん!金払ってんだから、黙って従いな!」

言い返してきた「おっさん」にキキも負けずに言い返す。はは、そう言う勢い、嫌いじゃないなぁ。

 …あれ?

ていうか、おっさん…あんた…聞いた声だな。

「おい、おっさん、あんた操縦大丈夫なんだろうな?」

アタシも「おっさん」を野次ってみる。「おっさん」はエンジンを始動させ、機体を滑走路の端へ移動させながら

「当たり前だ。そこいらの若いパイロットなんかとは比べものにすらならん」

やっぱりだ…こいつ間違いない。

「で、この飛行機はどうしたんだよ?あんたがかっぱらってきたのか、おっさん?」

アタシがそう言ってやったら、「おっさん」はコクピットからこっちを振り返った。

「アヤか!?」

「よう、久しぶりだな、ダリル!いや、おっさん!」


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