過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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216: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/29(土) 17:02:27.76 ID:200yW6J00

 「それほど警戒が厳しい、ってわけでもなさそうだなぁ。あれで、通常の配置なのか?」

「そうですね。正面はあの程度です。裏手は、監視塔が少ない代わりに、警備の人数が、表に比べると1班多くなっています」

「アイナの位置は分かるの?」

「恐らく、拘禁室にいるんだと思います。見取り図、ありましたよね?」

「あぁ、こいつだ」

アタシ達は、基地を見下ろすことができる崖を挟んだ反対側にある山の中腹の少し開けたところにいた。

4人で仲良く寝転んで、双眼鏡で敵状観察中。

ダリルが基地内の見取り図を広げたので双眼鏡の中の景色から、そっちへ頭を寄せ合う。

「東の、このエリアが要監視対象者を取り扱うブロックで、拘禁室はその一番奥。ここになります」

ハンナがそう説明しながら見取り図を指し示した。

この見取り図は、ダリルが基地のデータベースにアクセスさせて引っ張り出してきた。

こういうことをやらせたら、ダリルの右に出るヤツなんてそうはいない。

拘禁室、ってのは廊下の突き当たりだな。すぐそばの部屋に裏口があるのが書き込まれている。

「この出入り口は使えるのか?」

「ここは普段は施錠されています…倉庫なのですが…死体安置所、なんて呼ばれてる場所です」

ハンナはそう言って身を震わせた。施錠がされてるんなら、壊さなきゃなんないな…音を立てるのは得策じゃない。

アイナさんがこの拘禁室にいなかったら、侵入で音を立てて怪しまれでもしたら、次を探す間に包囲されちまう。

もっと、静かに見つからないように入り込む場所が欲しいけど…





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