過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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255: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/30(日) 21:40:38.76 ID:CYaP2sVk0

 これからどうなるか、なんて、大方、予想は付いている。8年前に予習済みだ。

きっと研究所の人間は、レオナには手を出さないだろう。貴重なサンプルだ、とレオナ本人が言っていた。

私にしてみても、純粋なスペースノイドのニュータイプではあるけど、それを証明するものは何もない。

能力自体は調べることができるだろうけど、私の身元を調べるには時間がかかる。そんな手間はかける必要はない。

 だとすれば、可能性は一つ。レオナの見ている前て、私をいたぶる。

痛めつけられた私が子ども達のことや、隊長達のことを喋るもよし、それを見ているレオナが、耐えきれなくなって喋るもよし。
向こうにとっては、簡単なことだ。

 でも…今回は、8年前とは、違う。私には、確信があった。あの子は、アヤは、必ずここに来る。

それが、1時間後か、明日か、一週間後か…いや、一週間はかからないな。アヤのことだ。

遅くても2、3日すれば、きっとここにたどり着く。

私は、何をされても、死なずに、何もしゃべらずに、それを待てばいい。

私にとっても、簡単なこと、だ。

 「レオナ」

「はい…」

「これから、私は、たぶん、あなたの見ている目の前で、拷問される」

私は、なるべく感情を乗せないように気を付けながら、落ち着いたトーンでそう伝えた。

「そんな…!」

「拷問をかけた私が隊長や、子ども達のことを喋るか、拷問される私を見せつけてあなたに喋らせるかのどちらか。

 でも、レオナ。何も言わないで。何も喋らないで。私に何があっても、絶対に」

私は言った。レオナの表情は悲痛にゆがんでいる。

「そんな…そんなの!」

レオナは、何かを言おうとしている。でも、そこから先は、出てこないみたいだった。

だって、私たちにある選択肢は、喋るか、喋らないか、しかないんだから。

だけど、喋ってしまえば、みんなが危ない。それだけは、絶対に避けなきゃいけない。

「いい、聞いて、レオナ。アヤは、アイナさんを救助して、必ずここに来る。

 地上にいた隊長たちがどうなったかわからないけど、生きているなら、連絡を取っている。

 もし、他の場所につかまったりしていても、カレンさんたちが異常に気付いてくれる。だから、あきらめないで」

私が言うと、レオナは絶望した表情になった。


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