過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/06/30(日) 21:42:40.87 ID:CYaP2sVk0
「私達は…道具なんかじゃない!ニュータイプは戦争の道具になるために生まれてきたんじゃない!
あなた達にはなぜそれが分からないの!?私達は、この広く果てしない宇宙で、人と人が繋がっていくために生まれてきた!
言葉に乗らない想いを、目に見えないしぐさを、触れることのできない温もりを感じるために芽生えた能力よ!
人と人が、理解し合い互いにわかり合うための力…あの人は、マークは苦しみながら私達のことを理解してくれた!
ここへ私を連れてきてくれた仲間は、私に優しく強く笑いかけてくれた!
戦争や利益に目を奪われ、魂を惹かれ、それをむさぼるだけの道具に成り下がっているのはあなた達の方!
私達は、違う!
この力を、人に優しくするために、苦しんでいる誰かを助けるために、喜びも、悲しみも分かち合うために使いたいだけ!
人として、誰かのそばに居て、幸せにしてあげたいと願うだけ!
他人を蹴落として、余計な人達と割り切って同胞を宇宙に追い出すことを良とするあなた達の方が
よっぽど人間なんかじゃない!戦争と利益に操られた、ただの道具よ!」
男の顔に、怒りが宿るのが見えた。いけない…レオナ!
男が腕を振り上げた瞬間、後ろに控えていた若い男二人が、彼を羽交い絞めにした。
「しょ、少佐!そちらの女にそれ以上は…!」
「貴重なサンプルであるからと…傷がつけば、研究所との関係悪化につながります…!」
「くっ!貴様ら!命令だ!俺を離せ!その道具に、誰が主人かを分からせる必要がある!」
「ダメです、少佐!」
「お、おい、いったん連れ出すぞ!」
「はい!」
男は、若い二人に引きずられるようにして、部屋を出て行った。一瞬にして、室内に静寂が訪れる。
ふぅ、と思わずため息が出た。レオナを見やると、心配そうな面持ちで私を見ている。
心配なのは、私じゃなくて、レオナの方だよ…あんな、無茶して…
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