過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
1- 20
300: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/07/06(土) 19:42:26.22 ID:VXHUrXhO0

 幸い兵士は確信が持てないのか銃を構えたまま固まっている。仕掛けるなら今しかない…!

俺はそう思って、一旦、認証装置のシステムを閉じ、研究所内の管理システムをチェックする。

しめた!こっちは基地のシステムと同じロジックだ!

 俺はシステムから、警報装置のコマンドを探し、地下6階にある火災警報装置を作動させた。

とたんに、近くにあった赤色灯が光出す。

「お、おい!貴様、何をした!?」

兵士が小銃を突きつけてきた。

「俺じゃない!地下6階で火災警報だ…!」

俺は動揺したフリをしながらさらにキーボードを叩く。監視カメラの映像はどこだ…?

…あった、このデータリンクだ!俺はその中から、地下4階の映像を出した。

そこには辺りの様子を伺っているアヤさんの様子が映し出されている。俺はその映像の配信元を地下6階に書き換えた。

「こいつだ!地下6階、中央通路!」

俺はわざとらしくならないよう、兵士にコンピュータのモニターを見せつける。兵士はさらに戸惑った表情を見せた。

俺はその兵士の様子を見て畳み掛けるように

「説明はお預けだ!こいつを排除しに行くぞ!」

とパネルから接続用のケーブルを引き抜いて兵士に詰め寄った。

兵士の顔は、微かな迷いを見せてから 、すぐに何かを決心した表情に変わった。

「よ、よし、緊急用のエレベーターを使うぞ…!」

「あぁ、行くぞ!」

俺が相づちを打つと、兵士は身を翻した。すまない、あんた悪い人間じゃなさそうなんだがな…

俺はポーチからスタンガンを取り出して、その背中に押し付けた。

一瞬、全身を硬直させた兵士は、次の瞬間には脱力して床に崩れ落ちた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
837Res/1090.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice