過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/07/07(日) 23:34:58.56 ID:nBQnR4x30
あのあと、空港に着いたあたし達を迎えてくれたのはカレンさんだけだった。
みんなで、って話じゃなかったの、って聞いたら、わざわざここまで連れて来ることもないだろう?ってさ。
ちぇっ、楽しみにしてたのに。
あたし達はパナマの空港から、カレンさんの飛行機でアルバの空港へと飛んだ。
エプロンからロビーに入ったら、デリクにソフィア、アイナさんと、その夫のシローってのと、娘のキキちゃんに、
アイナさんを手引きしたっていう大きい方のキキちゃんもいた。
ハロルドさんと、妻だっていう、ちょっと怖そうなシイナさんも。
あたし達の姿を見るなり、アイナさんが走って来て体当たりに近いくらいの勢いで
アヤさんとアヤさんが支えてるレナさんに飛び付いた。
アイナさんはレナさんの顔を見るなり、ボロボロ涙を溢して泣き出した。そんなアイナさんに向かってレナさんが
「アイナさん、無事でよかった」
なんて自分のことを棚に上げて言うもんだから、アイナさんはいっそう激しく泣き出してしまった。
なんだか、その光景は心がポカポカして、見ているだけで、うれしい気持ちになった。
それからハロルドさんの妻のシイナさんも
「おかえり」
と言って、それから、そっと抱いていたロビンちゃんを下に降ろした。
ロビンちゃんは嬉しそうな、それでいて泣きそうな何とも言えない表情でアヤさんとレナさんのところに駆け寄って、
体をよじ登るようにしてしがみついた。
アヤさんが脇に手を入れて体を引っ張りあげて抱きしめたら、ロビンちゃんは肩に顔を埋ずめていた。
「ロビン、寂しかっただろ…ごめんな」
そう言ったアヤさんは、ロビンちゃんに頬を擦り付ける。お母さんなんだなぁ、アヤさんも、なんて思って、
ちょっとだけ、うらやましく感じた。
「ママは平気なの?」
と言うロビンちゃんにレナさんが抱っこを代わった。
最初は、アザだらけで腫れ上がったレナさんの顔を悲しげに見つめていたけど、
レナさんが昔と変わらないあの様子ではしゃいでロビンちゃんを抱き締めたら、すぐに笑顔になった。
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