過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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321: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/07/07(日) 23:39:19.28 ID:nBQnR4x30

 叫びながらジタバタと抵抗していたら、突然何かが降ってきた。

恐ろしく冷たいそれが、あたし達の頭から降りかかってきて、思わず悲鳴を上げてしまった。

「ぎゃーー!」

「!?」

「ひぃっ!な、なに!?」

「お!やったか?!」

「こちら、爆撃班!目標に命中の模様!くりかえす、目標への直撃を成功させた模様!」

「おーし、次、第二弾、装填!」

「了解!」

「た、隊長!マズイですって!てか、ティーネイジャーじゃないんすから…40超えたおっさんが何一番はりきってんすか…」

隊長達の声だ。どうやら、柵の外から水を掛けられたらしい。

なんてしょうもないイタズラを…そう思っていたら、カレンさんがフルフルと震えながらアヤさんを見やった。

「おい、アヤ」

「あぁ。マライア、あそこのデッキブラシもってこい」

あ、これ、やばいヤツだ。

「りょ、了解。これは宣戦布告と見なして良いんですよね?」

「ア…アヤ?!」

レナさんが戸惑い気味にアヤさんを制止する。でも、レナさん、分かるでしょ?これはね、逆らったらいけないやつ。

止めても、止らないやつ。あたしはキビキビっとデッキブラシを三本持ってきて、アヤさんとカレンさんに手渡す。

アヤさんは、ベンチに積んであったバスタオルを渡してくれて、それを三人で体に巻きながら

「良いか、第二撃投擲を確認したら、一気に叩くぞ」

と指示してくる。

「ダリルはアヤに任せるよ。あたしとマライアで、隊長とフレートを叩く」

カレンさんも、だ。あたしにも任務が割り振られてしまった…これは、やるしかない…

「デリクは最後に三人で袋叩きで良い。制止する気がない奴は、同罪だ!」

「そうだな。いいか、突撃準備!」

アヤさんがそう言って柵に、もうけられたドアのカギを開けて構える。



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