過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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323: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/07/07(日) 23:40:15.78 ID:nBQnR4x30

「まったく、アヤってば。はしゃいじゃって」

「ごめんって。まったく、あいつら、ホントいつまでたっても子どもだよな」

私が言うと、アヤはそう言って笑った。何言ってるの、

「アヤだって、いつまで経っても子どもみたいなところあるよね」

さらに追撃したらアヤは

「え、そうかなぁ?」

なんて苦笑い。ふふ、意地悪でごめんね。

 アヤは、私を脱衣所まで送ってくれた。まだお風呂で騒ぐ、と言うので

「あんまり飲みすぎないでね」

とだけ伝えて、背伸びをして、キスをした。口の中が痛いから、軽く、ね。

そしたらアヤは代わりに私をキュッと抱きしめてくれた。

 部屋着に着替えてホールに戻ったら、お風呂に行く前のメンツがそのまま、まったりとした雰囲気で談笑していた。

「ソフィア、シイナさん、ごめんね。大丈夫だった?」

遊び疲れて寝てしまった、ロビンとレベッカを見ていてくれたソフィアたちに聞いたけど、

「あぁ、特になにも。もっとゆっくり入ってくりゃ良かったのに」

なんて、シイナさんが言ってくれた。

 ケガが痛くなると困るから、と言いながら席について、コップに冷たいお茶を入れてストローを差す。

これでなら、飲めるんだな。

「あはは、キキちゃんも寝ちゃったんだ」

「ええ。もうぐっすり」

アイナさんが、ソファに寝かせたキキちゃんの頭を撫でている。

その隣のソファでは、アイナさん達と古い仲だって言う、アイナさんの基地潜入を手引きした大きい方のキキちゃんも

すやすやと寝入っていた。

「大きいキキちゃんも、寝ちゃったんだね」

「ええ。なんだか、私のことも、皆さんのこともとても気にかけていたみたいで…安心して、疲れが来たんだと思います」

「シローも?」

「はい。彼も、数日寝てないと言ってましたし」

私が聞くと、アイナさんはそう言って笑う。

なんだか、モヤモヤソワソワして部屋の中をうろついたり、

たまらなくなって壁やテーブルを叩いたりしているシローの姿が目に浮かんできて、

失礼だな、と思いながら、でも笑えてしまった。


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