過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/07/07(日) 23:40:15.78 ID:nBQnR4x30
「まったく、アヤってば。はしゃいじゃって」
「ごめんって。まったく、あいつら、ホントいつまでたっても子どもだよな」
私が言うと、アヤはそう言って笑った。何言ってるの、
「アヤだって、いつまで経っても子どもみたいなところあるよね」
さらに追撃したらアヤは
「え、そうかなぁ?」
なんて苦笑い。ふふ、意地悪でごめんね。
アヤは、私を脱衣所まで送ってくれた。まだお風呂で騒ぐ、と言うので
「あんまり飲みすぎないでね」
とだけ伝えて、背伸びをして、キスをした。口の中が痛いから、軽く、ね。
そしたらアヤは代わりに私をキュッと抱きしめてくれた。
部屋着に着替えてホールに戻ったら、お風呂に行く前のメンツがそのまま、まったりとした雰囲気で談笑していた。
「ソフィア、シイナさん、ごめんね。大丈夫だった?」
遊び疲れて寝てしまった、ロビンとレベッカを見ていてくれたソフィアたちに聞いたけど、
「あぁ、特になにも。もっとゆっくり入ってくりゃ良かったのに」
なんて、シイナさんが言ってくれた。
ケガが痛くなると困るから、と言いながら席について、コップに冷たいお茶を入れてストローを差す。
これでなら、飲めるんだな。
「あはは、キキちゃんも寝ちゃったんだ」
「ええ。もうぐっすり」
アイナさんが、ソファに寝かせたキキちゃんの頭を撫でている。
その隣のソファでは、アイナさん達と古い仲だって言う、アイナさんの基地潜入を手引きした大きい方のキキちゃんも
すやすやと寝入っていた。
「大きいキキちゃんも、寝ちゃったんだね」
「ええ。なんだか、私のことも、皆さんのこともとても気にかけていたみたいで…安心して、疲れが来たんだと思います」
「シローも?」
「はい。彼も、数日寝てないと言ってましたし」
私が聞くと、アイナさんはそう言って笑う。
なんだか、モヤモヤソワソワして部屋の中をうろついたり、
たまらなくなって壁やテーブルを叩いたりしているシローの姿が目に浮かんできて、
失礼だな、と思いながら、でも笑えてしまった。
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