過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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324: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/07/07(日) 23:40:51.77 ID:nBQnR4x30

「そうだ、シイナさん、ロビン大丈夫だった?」

「あぁ。最初の日だけは、しばらくメソメソしていたけどね。一緒に寝るようにしてやったら、それからは落ち着いたよ」

ロビンはなぜだか、1歳になるころには、シイナさんにべったりと懐いた。アヤと私の次に誰が好き?

なんて聞いたら、確実にシイナさんの名前が出てくる。

本当にどうしてか不思議なんだけど、もしかしたら、あの懐の広さみたいなのを、ロビンも感じるのかもしれない。

どんなことがあったって、部下に慕われた、部隊長なんだ。みんなのお母さんとかお姉ちゃんみたいなものなのかもしれない。

「ロビンちゃん、シイナさんに懐いてますもんね」

「シイナさんは、お子さんは作らないんですか?」

「迷ってるんだ。こんな私が、って思うところも、正直あってね」

「そうですか…」

アイナさんとソフィアがシイナさんとそんな話をしている。

「気にすることないですよ、それはそれ、これはこれ、だと思います」

「うんうん、そうそう。見たいな、ハロルドさんとシイナさんの子。きっとすっごい美形のはず!」

「あはは、あんた達ならそう言ってくれると思ったよ。まぁ、考えてみるさね」

アイナさんとソフィアに言われて、シイナさんは笑った。それからシイナさんは思い出したように

「そう言えば、アイナは大丈夫だったのかい?ケガとかそう言うのさ」

と聞いた。

「ええ、全然。マライアさんが良くしてくれて…まさか、アヤさんの元部下だったなんて、驚きましたけど」

アイナさんがそう言って笑う。

「それは私も聞いたときは驚いたよ!8年前に会ったときは泣いてばっかりで、アヤにすがってる子犬みたいな子だったのに」

「あはは、子犬、か。確かに、犬っぽいですよね、マライア」

私が言ったら、ソフィアもそう言う。

「子犬ねぇ。さっき話した印象だと、子犬ってより、従順な軍用犬、って印象だったね」

「でも、犬は犬なんですね」

シイナさんの言葉に、アイナさんがそう口をはさんだので思わずみんなで笑ってしまった。


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