過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/07/07(日) 23:47:15.78 ID:nBQnR4x30
「マーク…」
「別れなんかじゃない…サビーノが、言っていた。お前ら、ニュータイプは、離れていても、気持ちが通じ合うんだろう?
思念ってのが、伝わるんだろう?だったら、離れていたって、それは別れじゃない。
ニュータイプの力はそのためにあるんだって、俺はそう思う。
この広い地球を飛び出して、広大な宇宙へ飛び出した人類が得た、電波なんかじゃ伝わらないものを伝えるための力なんだと思う。
俺は…いや、俺も、ハンナも、ニケ達も、いつでもレオナと繋がってる。安心しろ。
レオナの、俺を好きっていう気持ちには答えてやれないけど…俺たちは、ずっと、レオナと心を繋げていると約束する。
だから、別れなんかじゃない。そうだろう?」
そうだ。ニュータイプは得体の知れないものなんじゃない。
能力のない俺のような人間でも、ごくありふれて使っている感覚と同じなんだ。
誰かを思いやって、誰かと心を繋げておく、心に、誰かの存在を刻んでいくのと、何一つ変わりないじゃないか。
「マークぅ」
レオナは、泣き崩れるようにして、俺に抱き着いて来た。レオナを抱き留めて、腕を回してやる。
ハンナもレオナを後ろから抱きしめてくれた。
大丈夫だ、レオナ。お前はもう、ずっと過ごしてきた研究所にいたみたいに一人じゃないんだ。俺たちがいる。
アヤさん達もいる。遠く離れても、その気になれば、俺を感じ取れる。
ニュータイプってのは、この広く果てしない宇宙で、人と人が繋がっていくために生まれてきたんだ。
言葉に乗らない想いを、目に見えないしぐさを、触れることのできない温もりを感じるために芽生えた能力なんだ、きっと。
人と人が、理解し合い互いにわかり合うための、誰かが孤独にならないために、誰かを孤独にしないために、
負った傷を、癒し癒されるための力なんだ。
ニュータイプもオールドタイプも、関係ない。
俺たちは、みんな、幸せを願って、大事な誰かとともに生きたいと願う、同じ人間に違いないんだ。
―――――――――to be continued
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