過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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368: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/07/13(土) 20:32:14.17 ID:G6UAFIMc0

「レオナ、おかえり」

「ただいま、レナさん。アヤさん達は、まだ戻ってないの?」

「あぁ、うん。もうすぐだと思うんだけどね」

私が言うと、レオナはなんだか少し、顔を曇らせた。

「どうしたの?」

私が聞くと、レオナは首をかしげて、

「分からないけど、なんか変なの。気分がさえないっていうか…イヤな感じがするっていうか…」

と歯切れの悪い返事をする。私は、特になにも感じないけど…でも、少し気になるな。

こういうのって、とりあえず対処しておいた方が、精神衛生的に良かったりするよね。

「そっか…とりあえず、私連絡してみるよ。

 レオナは、ケーキ、冷蔵庫に入ってるから、ロビン達に準備して一緒に食べてて。私も掃除が終わったらすぐ行くから」

そう言うと、レオナはすぐに顔を輝かせて

「ケーキ私のもあるんだ?!」

と、子どもみたいな顔をして喜んだ。笑顔で、レオナがホールへ入るのを見送ってから、

階段を上がりつつ、PDAでアヤのナンバーにコールしてみる。

「はいよ!レナ、どうしたー?」

アヤの明るく抜けた声が聞こえた。

「今どこにいる?おやつにしようと思ったんだけど…」

私が言うと、アヤはまた飛び切りに元気な声で

「そっか!ちょうどよかった。もう着くから、アタシらのも頼むな!」

と言ってきた。うん、これなら大丈夫そうだ。レオナにも言ってあげなきゃな。

「了解!」

と返事をしてから電話を切って、階段の上から大声でレオナにアヤとマライアが帰ってくると教えてあげた。

レオナは少し安心した表情で、

「わかった。ケーキ出しておくね」

と返事をして、ホールの方へと入って行った。

 私も胸の引っ掛かりが取れたので足早に部屋まで戻って、掃除を終わらせる。

掃除機と雑巾の入ったバケツを持って、階段を下りた時に、ちょうどよくアヤとマライアが玄関から入ってきた。


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