過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/07/15(月) 14:04:53.00 ID:a4CMWmdY0
「ね、レオナ。なんかお話ししよ」
ふと思い立って、そんな無茶ぶりをレオナにしてみた。レオナはキョトンとして
「は、話って…なにを?」
と返してくる。まぁ、そうなるよね、こんな話題の振り方したって。
「たとえば…好きな食べ物、とか」
あたしが言うと、意外にレオナは真剣に考えて
「んー、甘い物。生クリームのケーキとか、チョコレートとか、アイスクリームとか」
とニコニコしながら言ってきた。
アイスクリームか、そう言えば、ギャレーの冷凍庫に1ガロンのカップで買ってきたやつがあったなぁ。
「食べよっか!」
あたしが言うと、レオナの目が輝いた。
「あるの?!」
「うん、ギャレーの冷凍庫にあるよ」
「ちょっと行って持ってくる!」
レオナはそう言うが早いか、ソファーから飛び上がってラウンジの隣のギャレーへと飛んで行った。
レオナも、もうすっかり無重力にはなれたみたい。
いや、もともとスペースノイドだから、初めてってわけでもないかな?
でも、いくらスペースノイドだからって、基本的にはコロニー暮らしで、
そうそう、こんなフワフワした空間に出るってことはないだろうし。
まぁ、ただ、慣れたんなら良いことだ。下手をすると、本当にケガしちゃったりするんだよね、宇宙って。
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