過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/07/28(日) 23:47:40.31 ID:zKUMyycL0
なんでも、かなり危険な状態だったらしい。
でも、マリの心肺機能が強かったお陰で、なんとか脳まで血が届いていて、事なきを得たんだって。
普通の人なら、食べて10分もしたらバッタリ倒れて、5分くらい痙攣して、そのまま動かなくなる、らしい。
なによ、それ…脅かすの、やめてよね…。
あたしは、シレッとした顔で説明をした医者を、知らず知らずジト目で睨み付けていた。
でも、そのあとで、今度は医者があたしを睨み返してきて、あんた達は戦争被害者救助のために来てるんだろう、
空腹の人間に急に大量の食事を与えたらどうなるかくらい、分からないのか、と一喝してきた。
何か言い返してやりたかったけど、でも、言えることといったら、
「それは名目上のこと!」
と言う取り返しのつかないカミングアウトくらいなものだったから、もう、黙って反省するしかなかった。
うん、これは、確かにあたしのミスだよね…さすがに、お気楽過ぎた。反省、反省。
そんなあたしをよそに、マリは、すっかり気分が良くなったのか、スヤスヤと寝息を立て始めていた。
なんだか、すごくかわいい寝顔で、ションボリしかけたあたしの気持ちをホンワカと緩めてくれるような感じがした。
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