過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/08/10(土) 20:01:31.81 ID:Wzwnx14z0
「用事が済んだらちゃんと帰ってくるから、まだ心配しなくていいよ」
レオナは優しい笑顔でそう言って、プルツーの手を握った。
プルツーは、しばらく黙っていたけど、辛そうな顔で、一度、ギュッと目を固く閉じてから、
今度は一転、寂しそうな表情をして
「姉さんにとって、大切なことなんだね」
と掠れた声で言った。
レオナは頷いて
「うん…きっと、あなた達にとっても」
と、また優しい声色で伝えた。
「居なくなったりしないよね」
「うん、約束する。寂しかったら、ほら、このPDAを置いていくよ。ジュドーくんに使い方聞いて。
メッセージのやり取りくらいならできるようにしておくから」
レオナは、不安げなプルツーにそう言ってPDAを手渡す。プルツーは、それを手にとって、ギュッと握りしめた。
それからプルツーはキュッと口を結んで、言った。
「探しに行くんだね…わたしを探してくれたみたいに、姉さん自身を…」
その言葉に、正直、ちょっと驚いた。感応でもしたのかな?そんな雰囲気はなかったけど…
でも、驚いた以上に、彼女の口からそんな言葉が出たのを聞いて、なんだかホッとした。
レオナの気持ちが、ちゃんとプルツーには届いているみたいだ。
「…うん、そう。私達の魂を、探しに」
レオナが力強く言うと、プルツーは
「…イヤだけど、分かった」
と返事をして、うなずいた。
「ありがとう」
プルツーの言葉に、レオナは彼女を優しく抱きしめた。それから、また、穏やかな口調で、彼女に囁いていた。
「大丈夫。離れていても、私はあなたのそばにいるよ。私達の力は、そのためにあるんだもの」
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