過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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506: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/08/11(日) 12:24:19.63 ID:iPU4IZC90

 「マライア、そろそろ着くって」

そんな話をしていたら、コクピットの方からレオナが飛んできて、そう教えてくれた。

「あ、了解。マリ、一応、コクピット行くよ」

「うん」

あたしはマリを促して、レオナの背に手を置いたまま、コクピットへと浮いて行く。

 コクピットに着くと、目の前のウィンドウの外に発行信号が見えた。色は青。“着港ヨロシ”だ。

ジオンのニュータイプ研究所があったのは、パルダっていうコロニー。ここはその隣、リノと呼ばれるコロニーだ。

「ルーカス、どう、対応の感じは?」

「手慣れてますね。さすが、ってところです。こちらの所属と目的は事前に説明してありましたけど」

目的は、もちろん、人命救助。

まぁ、今回は救助名目ではなくて、そのための物資調達、ってことにしておいてはあるけど。

「サイド3に入るときの連邦の士官に見習わせてあげたいね」

「まったくです」

あたしが言ってやったら、ルーカスもそう言って笑った。

 シャトルは、ゆっくりと港の中のケージへと誘導されて着港した。ケージが密閉されて、また、青色のランプが灯る。

それと同時に、無線が聞こえた。

<こちら、リノ管制室。シャトル“ピクス”、ケージの気密、完了しました>

「了解、リノ管制室。行き届いた誘導、感謝する」

ルーカスはそう感謝をして無線を切った。

 さて、ここからが、問題だ。ジョニーの情報によれば、サーバー施設は現在、このコロニーの市街地区の地面の中。

正確に言えば、コロニーの壁の中にあるらしい。場所については大まかに分かっているけど、

そこが気密されているのかどうか、とか、どういうルートで行けばいいのか、とか、そこまでのことは記されていなかった。

 とりあえず、市街地を歩いて目的の場所の近くに行ってみよう。その付近で、まずは調査だ。

もしかしたら、壁内へ続く通路でもあるかもしれない。何しろ、サーバールームだ。

少なくとも使用している最中は、定期的にメンテナンスを行っていたはずだ。そのための通路があっても、おかしくはない。



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