過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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515: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/08/11(日) 12:30:31.71 ID:iPU4IZC90



 「姉さん!マライアちゃん!」

シャトルにもどったあたし達を、マリが叫びながらの突撃で迎え撃ってくれた。

あたしが受け止めたから良かったものの、レオナの方に突っ込んでたら、

一緒に吹っ飛んで行っちゃってもおかしくないくらいの勢いだった。まったく、いつでも全力なんだから、この子は。

「はいはい、ただいま」

あたしはマリを抱きしめてそういってあげる。

「大丈夫でしたか?」

ついでルーカスがシャトルの中にあたしたちを向かえ入れながら聞いてきた。

「うん、警備が一人いたけど、たぶん、バイトくんだったんじゃないかな」

あたしが言ってやると、傍らでレオナが苦笑いを浮かべた。まぁ、悪いことしちゃった、とは思うけどさ。

「情報は、バッチリ」

あたしはポーチからデータディスクを取り出してルーカスに手渡す。受け取ったルーカスは、ギョッとした顔を見せて


「こ、これ全部、ですか?」

といってきた。

「うん、相当な量だよね。検索するのに苦労しそう」

あたしはへばり付いていたマリを引き剥がして、レオナの方に押し付けて、ラウンジのソファーにドカっと腰を下ろした。

「とりあえず、シャトルを出して、サイド3に戻ろうか。

 心配されてるとあれだし、ないとは思うけど、オフィスに侵入してたのバレたら、追っ手付いちゃうしね」

「はは、了解です。すぐに」

ルーカスは笑顔でそう返事をしてくれて、ハッチを閉じるとコクピットの方へと飛んで行った。

 さて、とりあえずは、一休み、だ。休んで、マリを寝かしつけたら、あのディスクの検索をしないと。

レオナのことや、マリ達に関する情報が詰まっている可能性は高い。

出来たら、レオナの家族のこととか、そういうのまで、出ていると良いんだけど…まぁ、それも見てみれば分かる、か。



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