過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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54: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/16(日) 22:08:00.95 ID:WbsrO5Z60


 足音が部屋の前を通り過ぎて、遠くなっていく。

「―――!」

「――!――――!」

叫び声も、遠ざかって行った。

「ふぅ」

男が大きくため息をついた。

 俺も、くたっと膝から力が抜けるのを感じた。

そこで少しの間呆然としていたが、すぐに男が口を開いた。

「あんた達も追われてんのか?」

「あぁ。ワケありでな」

俺が答えると男は笑った。それから

「そうか。まぁ、男には秘密の一つ、怪しい影の一つくらいはあるってもんだ。その方が女ウケも良いしなぁ」

としみじみ言う。この男、そんなことを言っている場合でもないだろうに。

 「あなたは…」

サビーノが戸惑い気味に口を開いた。

 男が、サビーノを見る。

「あれ、お前、どこかで会ったか?」

男がサビーノの顔を見て、首をかしげている。

 なんだ?知り合いなのか?
 
 俺が二人の様子を見ていると、サビーノが言った。

「あなたは…も、もしかして!角の生えた馬のマークのゲルググに乗ってた…」

「な、なんでそいつを知ってんだよ、坊主?」

男はサビーノの言葉を聞いて意外そうな表情を見せた。




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