過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
1- 20
605: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/08/30(金) 01:18:06.62 ID:woWQEVjWo

「ママ、起きちゃった」

ロビンは目をこすりながら、そんなことを言ってくる。それから首をかしげて

「シイちゃんとお話?」

と聞いてくる。

「うん、お話してた」

私が答えるとロビンはさらに首をかしげて

「大人のお話?」

と言ってくる。ふふ、ロビン、ホントにあなたは、私の娘だね。そう言う気の使い方、私に良く似てる。

「ううん、大丈夫だよ。ロビンもおいで」

「そうさね。こっちへ来なよ」

私が言うと、シイナさんもそう話を合わせてくれる。

ロビンはそれを聞いて安心した表情を浮かべて、私の腕の中にすっぽり収まった。

私はロビンを抱き上げて、膝の上に横向きに座らせて両腕で抱え込む。

ロビンは私の腕に頭を乗せて、すっかりくつろぎモードだ。

 ロビンは、レオナが出かけてしまって寂しそうにしていたレベッカにとても優しかった。

片時もそばを離れずに、あれこれと心配をしては、励まそうと一生懸命だった。

アヤは、気を使いすぎだ、なんて言ってたけど、いいじゃない、って言ってあげた。

その代わりに、私達がロビンを甘えさせてあげれば、これっぽっちも問題なんてないんだ。

 ロビンはほどなくし、私の膝の上で寝息を立て始めた。もう、かわいいんだから。

 そんなロビンをシイナさんとみていたら、不意にテーブルに置いておいたPDAが音を立てた。

メッセージを受信した着信音だった。

「シイナさん、ちょっと見てくれる?」

「いいのかい?」

「うん」

私が頼むと、シイナさんはそう確認してきて、私のPDAを手に取って操作した。それから、クスっと笑って

「宇宙からの報告書だよ」

と、私にPDAの画面を見せてきた。マライアからだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
837Res/1090.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice