過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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624: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/09/01(日) 11:50:37.36 ID:8hpv4eXMo

「そんなふうに、思ってくれてたんだな…。アタシは、あんた達を作って、見捨てて来ちまったって思ってたのに。

 恨まれて当然だって、そう思ってたのに…母さん、なんて呼んでくれるのか?」

博士の目には、うっすら涙まで浮かんでいる。

 博士の言葉に、プルは頷いた。それを見た博士はマグを置いて、プルに歩み寄って、抱きしめた。

背の高い博士の腕の中にプルがすっぽり収まる。

「ごめんな…アタシ、なんとかあんた達も助けてやりたかった…

 だけど、あんた達は当時は、被験者になってくれてた人のお腹の中で、彼女たちは身重だったし、

 連れだしてやることもできなくて…アタシ、あんた達を見捨てちゃったんだ…今まで、どこでどう暮らしてたんだ?

 聞かせてくれよ…全部、聞くから。辛かったことも、苦しかったことも、全部アタシにぶつけてくれていいから…

 ごめんな、本当に、ごめんな…」

博士は、泣きながら、膝から崩れ落ちた。彼女は、罪だ、と言った。

あまつさえ、遺伝子操作で生み出した命を、見捨てたことを。でもね、違うよ、博士。

どんなことがあったって、どんな出自だったって、プルやマリは、生まれて来れたんだよ。

彼女たちはこれからだって、自分の選んだ運命を歩ける可能性がいっぱいある。

プル達も、それが分かってるんだ。今、プルがこの話をしたことも、あたし達に着いてきてくれたことも、

マリが、レオナやあたしに、いっぱい甘えてくることだってそう。二人は、あなたのことを恨んでなんかない。

罪だと思ってもいない。

 今はまだ、言葉にならないかもしれないけど、そのうちにきっと二人は、ありがとうって、あなたに伝えられると思うんだ。

「母さん…」

プルが呟くように言った。博士の腕にいっそう力がこもる。

 博士、プルでさえこんなになっちゃうんだもん。レオナになんか会ったら、発狂しちゃうんじゃないかな?

ふふ、それはそれで、見てみたい気持ちもするな…レオナに、プルにマリに、博士の四人家族、か。

ロビンやレベッカからしたら、博士はおばあちゃん、だね。おばあちゃんなんて呼んじゃうには若いし、綺麗だし、ちょっと抵抗あるなぁ。

 あたしはそんなことを考えながら、無線機を取り出していた。暗号通信でルーカスに知らせて、作戦を変えなきゃ。

何か良い案があれば良いんだけど…ね…。



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