過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/06/17(月) 21:46:56.74 ID:shr/BI9J0
な、なんだって…!?
「本気か!?」
「もちろん。このまま隠れてたって、やつらは船ごと始末をつけるつもりだ。
そうなったら、あんた達まで巻き込んじまう。せっかくあのときに助けたあいつらを、こんなところで死なせるわけに行かねえ」
ジョニーは胸を張って言った。それから付け加えるように
「それにな。まさか、こんなところで会えるなんて思ってもみなかったよ。
世の中わからねえもんだな!あいつらの笑顔が見られて、うれしかったよ。
今の俺は、普段以上に敵なしだぜ!」
と笑った。
「まぁ、あとは。正直、あんたらがいようがいまいが、手が出ないってのが本音だ。
抵抗してモビルスーツを分捕るって方法もないこともないだろうが、まだそこまで危険な賭けに出るタイミングでもないしな」
ジョニーはさらにそう言って肩をすくめて
「なに、仲間には連絡を取った。この船を離れてしばらくすれば、救助に来てくれるさ」
と笑った。
だからって…自分の身を差し出して、俺たちを助けようってのか…?他に方法がないからって、そんなことを…
何かを言ってやりたかったが、何を言って良いかわからなかった。
ひょうひょうとした彼の、固い意思が感じられて、なにを言っても、
彼を止めることも、慰めることにもならないだろうと感じられてしまっていた。
「すまない…」
何とか口をついて出たのは、そんな言葉だった。
「構わねえさ。連邦がいなくなって船が出るまで、部屋でじっとしていろ。あいつらには、よろしく言っておいてくれ」
ジョニーはそうとだけ言うと、身をひるがえして、ふと、思い立ったように、またこっちを振り返って
「マーク。あいつらを、頼む。無事だったら、また会おう」
と告げると、ニッと笑って売店やレストランがあるラウンジの方へと歩いて行った。
俺は、その背中を黙ってみていることしかできなかった。
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