過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/07(土) 01:23:05.51 ID:+7RdnsZDo
これまではずっと、アクシズや船の中で、母さんと二人か、メルヴィとオリヴァーさん達と食べるかのどっちかだった。
「ん!オムレツ、おいひい!」
「こーら、マリ、お口に物が入ってるときにしゃべらないのっ」
「あはは、怒られてやんの!おっ、このスープ、出汁変えたか?」
「ユーリもでしょ!お行儀悪い!」
「ねね、カタリナ、パプリカとカリフラワー交換してっ」
「あ、うん。マリ、ダメだもんね、私もカリフラワー好きじゃないから…」
「割り当てたお野菜食べないと、デザートのオレンジなしだからねっ!」
「えぇ?!うぅ、分かったよ、食べる!頑張る!」
「…うん、私も、がんばろう…!」
食事をしていて、こんなに楽しい気持ちになるなんて、地球に来て、4人で暮らすようになって、初めてだった。
アヤさん達のところで、レベッカちゃんと一緒に暮らしているレオナ姉さんが、家族、って言っていたけど…
きっと、家族ってこういうことを言うんだよね。
「ね、アリスママ。今日のお勉強は何?」
私は、ママに聞いてみた。
「ん、今日はね、化学と数学と、英語かな!」
「げぇ〜、化学も数学もきらーい!」
「マリ、能力でカタリナに答え聞いたら、減点だからね」
「うぅっ…バレたっ!」
マリはママにそう言われて、楽しそうにテーブルに突っ伏した。
なんだかそれが可笑しくて、私もクスっと笑っちゃう。
「あ、カタリナ!」
「ん、なに、ママ?」
「敬語抜けてる!満点、二重丸!」
「あっ…」
“ママ”にそう言われて、私は気が付いた。なんだか、顔が熱くなって、縮こまってしまいたくなる。
そんな私のカリフラワーを、“ママ”フォークで突いて、食べてくれた。
「あっ!ずるーい!」
「ふふ、ご褒美!マリは、今日の数学で80点取れたら、夕飯のあとのデザート選択権を進呈します!」
「ホント!?わたし、がんばる!」
「あはは!マリはホント、レオナに似て食べることには目がないよな!」
「ユーリは食べ物口に入れて喋らない!」
「ぷぷ、母さん、怒られてんの!」
ふふふ、楽しいな、“家族”って!
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