過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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70: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/17(月) 21:48:19.05 ID:shr/BI9J0


 錯乱しているようにも見えるニケのそばにレオナが歩み寄って行って、彼女を抱きしめた。

ニケはレオナにしがみついて、その胸に顔をうずめながら

「レオナ姉ちゃんはダメだよ…どこにも行かないで…私たちのために、苦しまないで…!」

と掠れた声で訴えた。レオナは彼女の頭を撫でた。だが、何も言わなかった。

いや、おそらく、答えられなかったのだろう。

 レオナも、もしものことがあれば、ジョニーと同じ選択をする。その覚悟があるんだ。

だが、どうしてだ?話じゃ、レオナとこの子達も、ジョニーと同じで、それほど深い関係でもないはずだ。

それこそ、ムラサメ研究所で会ったばかりのはず。

ジョニーにしてもレオナにしても、なぜ、この子達をそこまでして守ろうとするんだ?

 そこまで考えて、ハッと思い出した。

そうだ、同じことを、ハンナもしたんだ。会って間もない彼らを、逃がそうとした。

 いったい、なんだってんだ?ニュータイプ独特の仲間意識でもあるのか?

 クソ!誰か、俺にわかるように説明してくれよ!なんであいつらを守らなきゃいけないんだ?

どうして、どいつもこいつも、同じようなことをするんだ?いったい、どうしてなんだ?

どうして俺は、こんなにもイラついているんだ?

 俺には、何一つ理解できない。本当に、ただの一つも、分かっていやしないんだ。





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