過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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715: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/09/10(火) 01:54:10.90 ID:QsUoJHLUo

 母さんやママが電話で確認したところ、マリの症状はたぶん、この島周辺に良くあるウィルス性の熱病で、

一週間ほどすれば治る、とのことだった。

でも、母さんの言った通り、私達にも順番に伝染する可能性が高いから、ワクチンを接種したほうが良いらしくて、

こんな時間だけど、夜勤のドクターが対応してくれると言うので、母さんが総合病院までお薬を取りに行くことになった。

お医者さん同士なら、こういう話は早いんだ、って母さんが言って笑った。

でも、病院まではちょっと距離がある。歩いて行ったら、往復で二時間はかかってしまうくらい遠い。

そこで、ママが電話していたアヤさん達に、車を出してもらうようにお願いした。

アヤさんはマリを心配してくれてすぐに行く、って言ってくれた。

 ちょっとして、すぐ玄関のチャイムが鳴った。

 ママが玄関に出て、戻ってきたらアヤさんが一緒だった。

「あぁ、ごめんな、アヤちゃん。夕飯食べてた時間だったみたいなのに」

母さんがアヤさんに謝る。でもアヤさんははははって笑って

「いや、こっちのことは良いんだよ。あの病気辛いからな。早く薬もらってきて、休ませてやんないとかわいそうだ」

って言ってくれた。

 アヤさんは、強くて優しくて、面白くって、マライアさんも、島の他の人たちも、みんなアヤさんが大好きだ。

もちろん、私も、アヤさんは母さんやママの次くらいに安心できて、頼れて、好きな人だ。

「じゃぁ、ユーリさん、行こうか」

アヤさんはそう言って、母さんと一緒に出て行った。
 


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