過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
↓
1-
覧
板
20
727
:
◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/12(木) 00:39:47.12 ID:rxqo84eno
でも、そんなことをしていたら、そこにまたマリが突進して行った。
「もらったぁぁ!」
でも、そんなマリを身をひるがえすようにしてするりと躱したサブリナさんは、再び私にパスをくれた。
目の前には誰もいない、フリー、ってやつだ!
私は思いっきりボールを蹴っ飛ばした。ベコっと鈍い感触があって、
ボールはゴールとはてんで違う方向へ転々と転がって行ってしまった。
「あちゃ、ごめんなさい、サブリナさん」
「あはは、気にしない気にしない!もっと行こう!」
サブリナさんはそう言って笑ってくれた。
転がったボールを一足早く、ディーノくんが取りに走っていた。
私がその姿を目で追っていたら、ボールの転がった先に、誰かが居た。男の人だ。
8人くらい?ううん、10人いる、かな…それも、みんなずいぶんと大きい体をしている。
その人たちは、私達を見ていた。と、ボールを追いかけて行ったディーノくんの足が止まった。
そこにいるみんなが、そのことに気付いた。
「どうした、ディーノのやつ?」
「誰だ、あれ…?」
マルコくん達が口々に言っている。
すると、見ていた男の人たちの一人が、不意にディーノくんの腕をつかんで引っ張った。
「お、おい、あいつ!」
それを見たマルコくんが走り出す。みんなも、マルコくんのあとを追った。もちろん、私も。
「おい、なにやってんだ!」
マルコくんがそう叫ぶ。
「あぁ、なんだ、ガキが」
ディーノくんの腕をつかんだ男が言う。なんだか、イヤな感じのする人だ…
人相が悪くて、どこか、ラデクくんの鋭い目つきとは違う、怖い目をしている。
肌に伝わってくる雰囲気も、なんだか私の胸をドキドキと詰まらせる。あぁ、怖いんだ、これ…
私は、自分の感じていることに気が付いた。
「は、話してよ、おとーさん!」
ディーノくんが言った。
お父さん?この人は、ディーノくんのお父さんなの?
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
837Res/1090.45 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが… -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1371217961/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice