過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/13(金) 23:59:49.71 ID:qI8Mija5o
「あぁ、うん。話してなかったっけね。地球に降下して、私は、連邦の研究所に入った。
そこで、人工知能の研究をつづけながら、レオナの居所をつかむつもりだったんだ。
ほら、レオナを連れて行ってくれた研究者ってのがたでしょ?
彼とも、コンタクトを取る方法を事前にいくつか準備しておいた。
でも、地球に降りてすぐに、人工知能の研究を一緒に行っていたミズ・ルーツ博士ってのが、試験中の事故で亡くなって、
私が関わっていた人工知能計画自体が凍結になって、連邦軍にいられなくなった。
幸い、私はその研究所に居た人のツテを借りることができて、アナハイムエレクトロニクスへの入社が決まって、
地球に留まることが出来たけど、ほとぼりがさめて、レオナを連れ出してくれた研究者とコンタクトを取ろうと思っても、音信不通。
あとで調べてみてわかったんだけど、そのときには彼も亡くなっていたの。
それでもほうぼう手を尽くして、なんとか、彼が手がけていた研究の一端を見つけて、そこの情報を集めた。
それで、発見できたのが、マリオンだったの。そのときにはもう、戦争から3年も経っていてね。
なんとかマリオンを引き取って、レオナのことも探していたんだけど、ティターンズ、ってのが幅を利かせ始めた時期で、
それに加えて、レオナは連邦の研究所預かりになったまま、機密裏に移管されていて、追跡が出来ず仕舞い。
そこで私は方法を変えて、マリオンに力を貸してもらうことにした…」
「能力の、強化です」
マリオンが静かに言った。
「そう…弊害が出ない、うまい方法を探して、マリオンの能力を強化して、レオナを探してもらおうと思っていた…
我ながら、ひどいな、とは思うけどね…」
「いいえ、博士。これは、私の言い出したことです。博士が気に病むことではありません…」
「そうは言っても、ね。やっていることは、同じだったんだよ」
アリスさんは、すこし悲しそうに笑った。だけど、すぐに表情を変えて
「でも、そんなときに、同じようにアナハイム社に所属していた脱出組のジェルミっていうパイロットから
会いたいって言っている人がいる、って言われてね。
それで来てくれたのが、マライアちゃんや、レオナ達。まさか、ALICEの方を辿って見つけてくれるなんて、思ってもみなかったんだ」
なんて、嬉しそうな笑顔を見せた。
「それはね、なんかピンと来たんだよ!マライアちゃんのPDA覗いてて、人工知能とALICEって文字を見てたらさ」
「あぁ、そう言えばそうだったな。さすが、ニュータイプの勘ってやつだな」
楽しそうに言うレオナにアヤが調子を合わせておだてる。それからアヤは、話題が逸れたことに満足したようで
「まぁ、なんにしたって、みんな無事で、新しい生活ができて何よりだよ」
なんて、話を閉めにかかった。もう、それってちょっと乱暴すぎない?
って思っていたら、私の気持ちを感じ取ったのか、アヤがこっちをチラッと見て苦笑いして見せた。
アヤってば、いい加減、その照れ屋なの、直せばいいのに。
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