過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/29(日) 18:24:55.30 ID:Whh22nJ9o
その瞬間、照らされた暗がりに動く何かが見えた。こっちへ来る、すごい勢いで…あれって…ガスボンベ?!
見えたのは、生活用のガスを入れて家の外に置いておくための1メートルくらいある円柱状のガスボンベだった。
それが、ガランゴロンと音をさせながら踊るみたいにして、まっすぐにあたし達の方に向かってくる、それもすごい勢いで…!
あぁ、これヤバイっ!!!!
あたしはとっさに、マリオンの体を掴まえて地面に引き倒した。
あたし達の頭の上スレスレをボンベがすっ飛んで行く。幸い、直撃は避けられた。
ふぅ、と息を吐いたのもつかの間、後方で、ベゴンッと言う鈍い音がするのが聞こえた。
今度は、なによ!?
振り返ったてライトで照らしたらそこには、恐ろしい光景が広がっていた。
今のボンベが、さっき退避させた車のフロントガラスに突っ込んでいたのだ。
ちょ、え、なんでよ!?どうしてそんな、爆発物に爆発物突っ込むようなことになってんの!?
あそこなら万が一車に火がついても大丈夫だと思ったのに!
あれでもし火が付いたら、この風だし、燃焼したガスが一気に拡散してたちまに気化爆弾だよ!?
「マライアさん、あれ、危険ですよね…」
「ものすごい危険だね」
マリオンが恐る恐る言うので、あたしもそうとだけ返した。
それから二人して顔を見合わせてうなずきあってから、何とか起き上がって這って車へ向かう。
火が付いていなければ、ガスを漏らしても大きな問題にはならない。
今のうちに、あのボンベのバルブを解放して中身をカラにしておけば、車が燃えても被害はない筈だ。
車にたどりついたあたし達は、割れたフロントガラスを工具で叩き壊して車の中からボンベを引っ張り出す。
30キロそこそこだから、二人でやればそうたいした重さではないんだけど、この風と雨の中でそれをするとなると一苦労だ。
それでもなんとかバルブ部分だけ外に出せたので、それをひねってガスを放出させる。
これだけの量だから、3分はかかりそうだな…最後に、もう一度ここにチェックしに来ればいいか。
「マリオン!ペンションの方に!」
「はい!」
そう言ってあたしはマリオンの手を引いてペンションの方に向かおうとしたら、
またガランガランという音が聞こえてきて、目の前に何かがふっと現れた。
と、思ったら鈍い衝撃があたしを襲って視界がふさがた。
「んがっ!?」
そんな情けない声を漏らしてしまったあたしは思わず後ろに倒れ込んでしりもちをついた。
「マライアさん!大丈夫!?」
マリオンがあたしを助け起こしてくれた。
「もう!」
あたし目がけて転がってきたのは金属のバケツで、身をかがめていたあたしの頭にすっぽりとはまってしまったのだった。
腹立つ!誰よ、ハリケーンが来るっていうのにバケツなんて置きっぱなしにしたやつ!危ないでしょうが!
あたしはいきり立ってバケツを脱ぐと車の中にポイッと放り投げておいた。
そんなあたしを見て、マリオンはクスっと笑顔を見せてくれた。もう、笑い事じゃないんだってば!
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