過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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804: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/10/02(水) 21:32:06.90 ID:bHj1zBz9o

「アヤさん、おかえり!」

マライアが改めてアヤにそう言う。

「おう、ただいま!こっち、大変だったみたいだな、大丈夫だったのか?」

そうそう、アヤ、その調子でお願いね。

「うん、別になんにもなかったかな…あ、そうだ…。アヤさん、ごめん、気が付くのが遅くて、

 露天風呂の柵が、全部飛ばされちゃったんだ…」

「あーあー、良いって良いって。あれ、もう3回か4回飛んでるからな。

 ぼちぼち、違う方法で目隠し作ろうかなって思ってたところだから、まぁ、ちょうどよかったよ」

「そっか…それなら、良かった」

マライアは、安心したような表情で笑った。

アヤはそんなマライアの肩を両手でつかむと、ギュウギュウとマッサージを始めた。

「…うぁ…気持ちいいー」

「レナに聞いた。いろいろやってくれてたみたいだな…助かったよ、マライア」

あぁ、アヤってば!言っちゃダメって言ったのに!

「え…でえぇ?!レ、レナさん、知ってたの?!」

マライアは急にそんな大きな声を上げて聞いて来た。

「そりゃぁ、あんな時間に外に出たら、いくらなんでも気には掛けるよ。

 気にしてたら、マライアがすっごい緊張しているのとかが伝わってきたから、

 きっとあれこれやってくれたんだなってのは、分かったよ」

「あぁ!しまった!そうだった…ここ、能力ある人ばっかだったんだよ!うかつ!

 あんなに集中してたら、そりゃぁ隠せないよ!」

私が言ったら、マライアは頭を抱えてそんなことを言いながら唸り始めた。別に隠さなくったっていいのに。

あなたが居てくれれば、何の心配もないんだからさ、マライア。

 「そう言うわけだ、マライア。あんた今日は休んでな。あとはアタシらでやっておくからさ」

アヤはそう言ってマライアの肩にグイグイと指を食い込ませる。

「痛たたた!アヤさん、痛い痛い!」

「まぁまぁ、遠慮すんなって!」

「遠慮とかじゃなくてっ…いだだだだだ!」

マライアが暴れるものだから、膝に頭を乗せて寝息を立てていたマリオンが目を覚ましてしまった。

アヤってば、ホントにもう、素直にいたわってあげればいいのに。

 「あ…おはよう、ございます…お、おかりなさい…」

「あぁ、おはようマリオン!ただいま!」
 


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