過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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824: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/10/07(月) 20:08:11.88 ID:m3HfRBlIo

 「そこの機体!最初の指示は、あんたが出したのか!?」

不意に無線から声が聞こえた。女だ。見回すと、近くに俺たちと同型のスナイパーカスタム改修型が近づいてきていた。

「うん、あたしだよ!」

「良かった、頼れそうなやつが居て助かるよ。こっちのやつらは、戦艦の爆発に巻き込まれて行方不明だ。

 敵を叩いてやりたい、一緒に戦ってくれ!」

「うん、隊の指揮はそっちに任せるよ。あたしは、戦域を把握して各部隊と連携を取るから!」

中尉が、そのパイロットに言った。

「よし、任せな。私は、ライラ・ミラ・ライラ中尉。あんたは?」

「マライア・アトウッド、同じく中尉。もう一人は、ルーカス・マッキンリー少尉だよ」

「マライアに、ルーカスだな、了解した。着いてこい、二人とも!」

「了解!ルーカス、遅れないでね!」

「はい!」

俺たちはそれから、あの混乱した戦場を駆けた。連携がまともに取れず、艦隊の防衛はほぼ無意味だった。

とにかく俺たちは、接近する敵MSを叩けるだけ叩いた。

後方から増援の艦隊が到着したころには、観艦式に参加していた艦艇は半分以下になってしまっていた。

俺たちの乗艦も、初撃で轟沈。艦長以下、乗組員はほとんどが死亡。ライラ中尉の方も同じのようだった。

うちの隊長は、幸いにして、生きていた。

だが、全身打撲で、あちこちを骨折しており、戦線への復帰は時間がかかるとのことだった。

 俺たちは、やってきた増援の艦隊に収容されてから、

今回の攻撃がデラーズ・フリートと言うジオン残党艦隊のものであると知らされた。

連邦は、このデラーズ・フリート殲滅のために戦力の再編成を行った。観艦式で生き残った俺たちも、

そこへと組み込まれた。そしてあの戦闘へと突入して行く…。

俺とマライア“大尉”が戦いを決意することになった、あの戦闘へと…。




 


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