過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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87: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/18(火) 22:24:36.93 ID:KMbg4rxB0


 「まぁ、良い。説明しよう。俺や、あっちにいるレイラ・レイモンドも、それから、ジョニーの旦那も、

 あと、興味津々のそのアムロ・レイも、カラバに所属している」

―――カラバ!?

 カラバは、反地球連邦を掲げた、平たく言えば、反政府組織だ。地球を我が物顔で「占拠」し、

選民思想的な発想で人々を宇宙に送り出し、スペースノイドを忌み嫌う連邦政府を糾弾しようとしている、あの…

「アムロ・レイは、ご存じのとおり、有名人。俺の他にも、何人か『代わり』がいる。

 それだけ、居場所を探られたくないらしい。だから、先に言っておくが、あんた達にも会えないだろう。

 それに、あんな奴に会ったって、あんた達を助けられるとは思えないしな」

なんだろう、この男、アムロ・レイに対して、何かイヤな印象でもあるのか?ずいぶんな言いようだ。

いや、だが、待て。今はそこを気にしている場合ではない。

「それで、何だって俺たちを助けてくれるんだ?」

すると彼は、無表情のまま

「ジョニーの旦那からの依頼でね。俺は乗り気じゃなかったんだが、

 相棒のレイラが、そいつらの知り合いかもしれないと言う話だったから、引き受けた。

 これは、別にカラバとしてあんた達を支援しているわけじゃない。ジョニーの旦那の気まぐれさ」

と言った。

 ジョニー…まさか、ここまで手を回していてくれるなんて…。

「そ、そう言えば、ジョニーは無事なのか?」

「旦那の方には、別の人間が行っている。あれで、結構な重要人物なんだ。あっちの救出は、カラバの主力が担当する。

 だから、あの人の心配はしなくても良い。今はあんた達だ」

彼はそう言って俺を見やった。

「ジョニーの旦那は、脱出を済ませたら、カラバのバックホーンにあんたらの保護を依頼するつもりでいる。

 名は出せないが、その組織なら、あんたらを安全にかくまうことができる…

 政財界や、軍事企業にまで顔の効く組織、と言えば、あらかたの察しはつくだろう?」

言いたいことは、分かる。おそらく、秘密裏にカラバへの出資をしている連中のことを言っているんだろう。

それほどまでに、力のある組織が後ろ盾についてるってことか…

だとしたら…俺たちの安全は、ジョニーが救出されてからその組織に保護を認めてもらえるまで!





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