過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[sage]
2013/06/20(木) 21:54:23.68 ID:d/VkRUTk0
俺たちは、それからジーク達が隠れ家に使っているという、真新しい平屋の家に案内された。
この一帯は、コロニーが落ちた際の衝撃波と地震で壊滅的打撃を受けていたと聞く。
そんな状態から街を再建している最中で、どこに建っている建物を見ても、新しさが目に付いた。
この家には庭には、今はカバーが被っていて中までは見えないが、まるでハイスクールにあるような大きなプールまで付いている。
建物自体は豪邸と言うには程遠いもので、あんな豪華なプールが付いているのが、なんだか不自然に思えた。
俺たちは家に着くなり、シャワーを借りて、それから着替えも用意してもらった。
ずいぶん夜も更けたが、やっと食事にもありつけた。
子ども達は、久しぶりに会ったレイラと一緒に寝るんだ、と言って聞かず、
結局レイラが引き受けてくれて、彼女の寝室で寝ることになった。
俺とハンナ、それからレオナは別の部屋をあてがわれ、ジークはリビングのソファーに横になった。
申し訳ない、と謝った俺に彼は
「まぁ、ゆっくりしていけよ。先は長いかもしれないんだ」
と言ってくれた。どこか、気位が高い、と言うか、得体の知れない自負を持っているように感じられる彼だが、
気遣いのできるこの感じは、ジョニーと通じるものを感じられた。
部屋に入って寝ようとしていたが、先ほどの緊張のせいか、どうにも目がさえてしまっていた。
俺は、レオナやハンナを起こさないようにベッドから起き上がると、部屋の勝手口からそっと庭に出た。
海辺の街ではあったが、陸の方から吹いてくる風で、さらっとしていて気持ちが良い空気があたりを包んでいた。
煌々と月が輝いている。
ほんの数時間前まで、あんなに緊張しっぱなしだったってのに。こんな良い夜風に当たっていると、それを忘れてしまいそうだ。
いや、今ならそれも構わないのかもしれない。
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