6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/15(土) 17:58:18.07 ID:Dd59npfE0
「避けないで欲しかったナ。それが、プロデューサーにとって一番賢い選択だと思うヨ」
そういうと少女はもう一度、調整するように銃口をこちらへと向け直す。
黒く、重く、鈍い光を纏った鉄の塊。
その中心に、まるで深遠にでも通じているかのような穴が見える。
間違いなく、この銃口は俺を殺す準備ができている。
「今度は、ジッとしていてネ?痛くはしないカラ」
褐色の肌に黒く長いまつげが影を落とす。
口角が上がり、肉感のある唇が薄く伸びていく。
普段と同じような笑顔で彼女は引き金に指をかけた。
彼女も俺を殺す準備ができたらしい。
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