過去ログ - モバP「アイドルと、銃口と」
1- 20
76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/23(日) 02:08:13.94 ID:6MYCh0Rn0
「そう。この一ヶ月の社長の動向はこちらで把握しておる。“にも関わらず”、社長はその間にも借金を重ねておる、そう何度も何度も。Pは、うちの若いもんの目を盗んでそんな事ができると思うか?」

巴の視線が鋭さを増す。

「まず不可能だろうな。少なくともこの一ヶ月の間にされた借金は社長が自らしたものではないし、それどころかそれ以前の借金にすら疑う余地が生じる」

その視線を正面から受け止め、こちらも巴の方へと視線を向ける。

「さらに社長の取り巻きは、今回の差押騒動で右往左往しておったし、社長は今一人暮らしじゃからのう。社長に代わって他の者が金を借りたというのも考えづらい」


巴はそういうと再び、右手を軽く挙げた。

「本当は封筒に入れたかったんじゃが、少し時間が掛かってしまった。すまんのう」

組員がテーブルに数枚の書類を足した。

「これは?」

「さっきのリストの中の会社と社長から詐欺を受けたとする会社の内数社についての書類じゃ。事務所の帳簿の写しじゃ。親父が全力で調べさせたんじゃがのう、案の定キナ臭いのが混じっとったわ」

巴の口元はにやりとその形を歪めた。








<<前のレス[*]次のレス[#]>>
96Res/55.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice