89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/20(土) 07:16:25.53 ID:JpAruBLR0
巴から得た情報は大きかった。
それでも、わからないことが多すぎる。
桜井財閥が事務所を潰しにかかった理由。
社長の消息。
そして、ナターリアが俺の命を狙った理由。
巴は“不確かな情報は流すべきではない”と言った。
村上組ではどこまで掴んでいる?
今、俺がすべき事は……?
次々に広げた資料に目を通していく。
事務所のアイドルを集めて、今後についての説明もした。
その場に現れなかったアイドルは桃華、ナターリアを合わせて複数名。
事態を打開するために明らかにしなければならないことはいくつもある。
それに対して俺に何ができる?
時計に目をやると11時30分を過ぎていた。
チェックアウトの時間が近い。
俺はもう一度資料をまとめなおし、ベッドに放っていた携帯を手に取った。
着信が数件入っている。
ちひろさんから3件。
事務所の仕事先から数件。
そして、ナターリアからの着信と留守番電話が1件。
携帯を持つ手に汗が滲む。
俺は一呼吸置いた後に、携帯を耳へと当てた。
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