過去ログ - P「moratorium」
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8: ◆cjitx1hLjk[saga]
2013/06/15(土) 19:47:01.15 ID:H1z/2ATLo

視線を戻し、少女の瞳を観察するように見つめると、その視線に反応したように長い睫毛が少しだけ揺れる。


『恥ずかしいから、あまり見つめないで』と言われたような気がした。


事務所を飛び出した時よりは落ち着いた様子だが、まだ安心は出来ない。

次に彼女が口を開くときこそが正念場なのだと覚悟を決めて、その時をじっと待つ。

互いに無言のまま、また『一瞬』が通り過ぎた時、ビルの群れを見つめる少女は頭上に広がる蒼空に、投げ掛けるように呟いた。



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