40:akszssnnm[sage]
2013/06/23(日) 20:35:31.80 ID:UN8sEJMM0
ヒデ「の゛わああぁぁぁぁ〜〜〜〜・・・!?」
???「!?」ビクッ
ヒデ「(ち、・・・チャックが開いているㇽぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?)」
???「・・・」(顔真っ赤)
ヒデ「っ!!」バッ(後ろを向き、チャックを戻す)
ヒデ「(ナゼニホワイ!?何でこの場面でチャックが開いてるんだぁ〜!?)」
ヒデ「(おいおい、まさか電車に乗る前から開いていたわけじゃあるまいし・・)」
ヒデ「・・・」
ヒデ「・・・!!(まさか・・・)」
???「!?」ビクッ
ヒデ「(そうだ、あの腹痛で唸っていた時・・・!)」
ヒデ「(俺は・・・)」
ヒデ「(無意識のうちに、一発芸をやっていたのかあぁぁぁ・・!)」
ヒデ「(真実はいつも1つ!!・・・ってかっこつけて言ってる場合じゃなあぁぁぁい・・!)」
ヒデ「(私、こんな時どんな顔したらいいかわからないの・・)」(裏声で)
ヒデ「(・・ってそうじゃなくてぇぇぇぇ!)」頭ブンブン
???「・・・」
ヒデ「・・・」ハアッ、ハアッ(恐る恐る顔を向ける)
???「・・・」(苦笑い)
ヒデ「(いかん、別の意味で気まずい・・)」(顔逸らす)
???「・・・クスクス」
ヒデ「?」(再び顔を向ける)
???「・・・」
ヒデ「・・・」
???「・・今回も、ありがとうっ♪」
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ヒデ「(彼女は再び満面の笑みでそう言うと、
「次はまともに話そうね!」と言葉を残して行ってしまった)」
ヒデ「(たぶん、無駄に時間を浪費させてしまったから急いでいたのだろう・・)」
ヒデ「(因みに俺自身も、危うく遅刻するところだった)」
ヒデ「(結局何故彼女は、以前指摘したにも関わらず、毛を取り払わなかったのか)」
ヒデ「(あのホクロ毛は彼女にとって何だったのか等、
俺の知りたい真実は何一つ分からなかった)」
ヒデ「(だが今となっては、そんな些細な事はどうでもよくなっていた)」
ヒデ「(けしてそれは、俺がポニーテール萌えか否か、という事とは全く関係ない)」
ヒデ「(最後、別れ際に彼女は笑っていた・・)」
ヒデ「(それだけで充分だった気がする)」
ヒデ「(以上が、こんな些細な事に必死に試行錯誤していた、一人の男の話である)」
END
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