過去ログ - 恵美「もし私が日本に馴染めなかったら」
1- 20
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/15(土) 22:49:14.40 ID:aEntuCFko
オルバ「そのための飲食店勤めではないかと思う。あのマグロナルドという店は多くの客が訪れていただろう」

オルバ「例えばあの店の食材に毒物を混ぜでもしたら、近隣の住人の苦しみの感情は相当なものではないかね」

オルバ「そうして得た力でこの世界を地獄に変える。そして更に集まった力で、今度こそエンテ・イスラを」

オルバ「あの魔王の働きぶりは、その準備が整うまでの隠れ蓑といったところだろう」

恵美「……そんな、恐ろしいこと……」

オルバ「あくまで推測だが、裏付けもある。あの店の店員達を注意深く探ってみたかね?」

恵美「……いいえ」

オルバ「彼らは既に魔王に精神操作されている。魔王に逆らわないよう、魔王の邪魔にならないよう」

オルバ「中にはそれが行き過ぎて恋に近い感情を抱いている少女もいるようだったよ。……哀れなものだ」

言葉も出なかった。
言われてみれば納得のいくことだ。
魔王は他の店員に慕われている様子だった。悪魔にそんな芸当ができようはずもない。
そしてオルバの言うことが全て事実ならば、最早一刻の猶予もない。

恵美「……事態の重要性がようく分かったわ」

オルバ「うむ……。では、明日は頼む。魔王とアルシエルの居場所は把握しているか?」

恵美「ええ」

オルバ「さすがだ。では私は失礼するよ。明日のために、私も準備が必要だからな」

そう言って、オルバは部屋から出て行った。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
32Res/34.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice