21:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[sage]
2013/06/30(日) 18:31:09.02 ID:d541VHZy0
話が逸れてしまった、何の会話だっただろうか、特にこれと言って重要な事だったか。
狐「負け犬の遠吠え、勝ち犬の蔑み」
◎「思い出させてどうするんですか、完全に思い出したけど覚えちゃ意味無いでしょうそれ」
狐「うん?見ない振りをしてくれるのかな?」
◎「見ないも何も俺は知りませんよ、知らないから覚えてません、少し日本語がおかしいですけど」
狐「…………」
会話が途切れるというのはつまりは終わり、終了を意味する、それに僕は余り小説を読み進められてもいなかったので、
手元の小説に目を落す、すると。
狐「………ふふふ」
それはとても上品な笑い方だった、あの教師に見せたような笑い方ではないのだろうというのがよく分かる。
ただし、何時まで経っても表情は見せなかった、それは私の力量不足、とも言えようが。
今はそれでいいのだ、それよりもそういう風に笑わせた所で私の勝ちだろう、笑顔の価値が上がるというものだ。
表情とは表現豊かなものである、昔のモノクロ映画でもあったように、
表情だけで会話を成り立たせるという事も無理では無い位に、表情は豊かであり、欠しくもあり、美麗である。
きっといつかは、その笑顔が見てみたいと思うのは、まさしく私の咎という訳だ、しかし咎とは性でもあるのだ。
ならばその咎を背負い続ける一年となろう事には間違いは無いのだが、それもまた、悪くない。と言った所だろう。
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