16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/16(日) 12:20:16.31 ID:KdQl4vJzO
 豊音『……無理ですよ』 
  
 エイスリン『何故そう思うのです?』 
  
 豊音『自分が通った道だからです。10年前、私は偶然王族と有力雀士を結婚させる計画を耳にしました』 
  
 豊音『それから毎日麻雀に打ち込み、ここ一年は国内でも上位に入る腕だと自負していました』 
  
 豊音『団体戦ではトシさんの指導を受け、姫様が麻雀部に入りモチベーションも良好。そして私の目の前には大切で大好きな仲間達が繋いでくれた道がある……』 
  
 豊音『でも勝てなかった。届かなかった!』 
  
 豊音『私達の敗北が決まったあの瞬間……私は姫様と結ばれる資格を失ったのです』 
  
 豊音『ならば姫様にはせめて幸せに生きて欲しいと、伴侶探しに注力を……』 
  
 エイスリン『だからいきなり東京や大阪に行きたいと言い出したのですね?』 
  
 豊音『その通りです……私の心は折れてしまいました。姫様には同じ悲しみを味わって欲しくないのです』 
  
 エイスリン『……ごめんなさい。それでも私の考えは変わりません』 
  
 豊音『何故ですかっ!』 
  
 エイスリン『トヨネを愛しているから』 
  
 豊音『……っ!?』 
  
 エイスリン『結果的には敵わなかったけれど、心が折れてしまったけれど……トヨネは運命を打ち破ろうと一生懸命戦ってくれました』 
  
 エイスリン『だから今度は私が頑張る番です。姉帯豊音を愛するエイスリン・ウィッシュアートとして戦いたい』 
  
 エイスリン『トヨネはそんな私を許してくれますか? 応援してくれますか?』 
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